明読斎

見習いサンタがうちに来た
宿題を終わらせてなにげなく窓を見たら
トナカイがソリ引いてサンタ乗せ微笑んでた　
今年こそは　いいこだったかもしかしたら悪いこかな
細く長い手元見たら手ぶらだった雪が降ったよ
サンタさんアルバイト見習いの女の子で
プレゼント置き忘れでもうちに寄ったんだって
体抱いてこう言っ...

雲を離れ手を挙げて空を見よう
握るものは離しちゃえ大丈夫
今だ両手もう一回透かそう
空に浮かぶあの太陽めがけ
かえるだってあめんぼうやおけらでも　
ミツバチだってそばにいる大丈夫
ちから抜いてもう一回透かそう血潮浮かぶあの太陽向けて
ぼくらみんな蜘蛛の巣に捕まってる　
ちから抜けばしゅるしゅると離れ...

いつもすき通る甘さ癒されて
おじいちゃんも喜ぶキルシュトルテ
今夜粉雪ふりつもりあの店にまっすぐに彼方から買いに来たよ
ろうそくの火と街灯の灯つけて
聖なる夜に一口ずつたべるの
どんなくもり空や雨模様の天気さえも
ケーキの力でお日様を呼び寄せるわ
そしてあなたと二人今この場所から
星がかがやく空にベ...

目覚めた朝からもう遅刻気味歯を磨く
ドア開けて電車に乗るおじさんと小学生見て
駅おり本屋に寄るお釣りはいらないから
空飛ぶ鳥を眺め太陽をつかんでみる
小銭が手にのっていて空向けてかざしてみた
また歩く学校から
声聞こえ走り出した窓の外ふと見ると
世界がゆっくりのんびり動いていたさえずりとともに

鏡の前で怒ってみた
いつから泣いていたのだろうか
カーテン開けて空を見上げ
秋の光浴びたら　
少しだけ明るい気持ちになる
ハムスターの声もカラスの声も
今顔を上げるから
パジャマ脱いで笑う
キラキラ光り明日に咲いたり
夜風に歌ったりあなたに泣いたり...

まるで夢から覚めた空
星は現実のような夢
だから布団の中で妄想するんだ
例えば僕が宇宙飛行士だったなら
部屋を抜けて足を空へ蹴り出す
空を見れば月が輝く
この羽はあなたのことを包んでいるさ
宇宙には星が浮いてつかめそうで戸惑う
SPACESHIP GARDEN夜空は僕たちの庭
あの月はだれも触れてい...

空に舞うさくら
手のひらに乗せ
溶け込んでゆくよ
君とひとつ
すぎた季節の中には
うしなったものや
傷ついた心少しでも
忘れたいことになるね
空から落ちてくる
さくら見上げ...

さぁ窓を開けて外を眺める
非日常が目に映り絶句
そして「大丈夫か？」と尋ねる
相手さえわからず空を見上げる。
何も変わらず青く澄んだ空にただ祈るだけ
僕らが流したものと僕らを流した痛みと
空の色と心は
一人ひとりつなぐ命のバトン
そして誰もが忘れないだろう
確かにあなたがそこに居たこと...