あなたのおかげで世界は回る。

歩き慣れた道なのに　見慣れた風景なのに
夜になるとあんなに胸がドキドキするなんて
日が落ちるのが早くなり　足早になる帰り道
だけど"あの場所"まで寄り道しませんか？
魔法は使えないこの街の風物詩
寒いだけの冬じゃ終わらせない
Dreamy... Dreamy... 夢を見てるような
光の世界へとあな...

波の上を走った7年間
ゆらり　ゆらりと漂った
今もたまに思い出す
波の音　潮風の匂い
お気に入りの音楽聴きながら
向こう岸まであとどれくらい？
波に揺られて今日も夢に堕ちそうだ
夏の日差しに煌めくしぶきも
凍てついた冬の海風も
瀬戸内の顔なら全部知ってるよ...

もう少し　あと少しだけ
この時間が続けばいいのにな
でも明日に向かって歩き始めた
オレンジの後ろ姿
坂道を抜けて踏切越えると
海の香りを感じるこの街は
空と陸と海を繋ぐ道で
今日も誰かの日常が行き交う
街角を見れば尻尾がゆらゆら
僕らを見守るように揺れている...

照らされることなく
未練を抱えつつ
終わった物語の数
数えるのはもう止めた
これから出会う人に
僕の全てを話すヒマは無いよ
【11次元の方程式】説明するくらい面倒だ
誰もが一つ二つくらい
終わった物語あるでしょう
もしもあなたに話すことで...

作詞・作曲者不明でも
200年歌われる唄がある
私もそんな唄になれるのなら
この声はあなたに捧げます
誰もが知る　さくらの唄を書いた
あなたの気持ちが今ならわかる
誰のモノにもなりたくないから
霞の中に隠れたんでしょ？
千年に一人の歌声に代償があるならきっと
それは千年分の渇望と妬み...