tdの投稿作品一覧

幾千年　人の手から
人の手へと　受け継がれて
権力者が　奪い合った
その宝石　私の手に
どんな人の運命を見てきたの
どんな人の血を浴びてきたの
さあ　教えて　BLACK DIAMOND　私の未来を
叶えて　BLACK DIAMOND　私の願いを
満たして　BLACK DIAMOND　私の欲望を
お願...

はやくわたしにうたわせて
あなたのかわりにわたしはうたう
それがわたしのそんざいりゆう
いつまでわたしをまたせるつもり
わたしはいますぐうたいたいのに
こえにならないこのきもち
いますぐだれかにつたえたい
ことばにしなきゃうたえない
だからはやくしをかいてよ
ねえはやく...

愛されなかったから
生まれてよかったとは
思えなかった　でも
そんな僕のもとに
天使が舞い降りた
僕が生まれたのは
きっと君のことを
幸せにするため
そんな儚い夢を見た
空を見上げて...

赤いドレスが好きだ　連れて歩けば目立つ
そう思われる方がいい　真実を知られるよりは
別れの日が来るのを私は恐れている
いつでもあなたのことだけを夢に見ているから
小さな頃からいつでも二人は一緒にいた
あなたを守るために私はずっと生きてきた
あなたは夢見がちな心の持ち主だけど
いつかはこの世界のすべて...

少女よ　やはり今も君を王女と呼ぶべきか
わたしは君のそば付き従う　騎士として
国は滅び生き残りは今や二人だけ
敵も味方もなくすべて燃え尽きた
わたしのこの手は汚れていないか
君を抱きしめる資格があるのか
君に背を向けて空に問いかける
わたしと君との未来はあるのか
Am I guilty or not...

足音さえも立てず迫り来るもの
それは新しい時代の風
悲しいくらい弱くなってしまった
あなたとわたしの絆
美しいもののあふれる世界
誰もが望んでいた豊かさ
見せかけだけのまがい物だと
誰も知らないまま
壊してしまおうか
この世界はもう何の意味もないただの作り物...

幼い日　実験室に忍び込んだ二人が
動かした機械は世界の仕組みを破壊した
別々の時空へと二人は引き離され
いつかの約束は果たされぬまま
その時から私の目には幻が見え始め
現実と非現実との境目が無くなった
過去と未来の狭間　あなたはどこにいるの
狂気と背中合わせの毎日の中で
思い出すのはなぜか遠いあの日...

暁の空に弔いの鐘が鳴り響く
儚く散った命よ　さあ安らかに眠れ
明けゆく空を見上げ静かに祈る
黄泉路の果てに幸多からんことを
某国のスパイと疑われていた
私の恋人はコードネーム「コマドリ」
あなたは「コマドリ」「スズメ」に弓矢で殺された
彼はあなたの命を密かに狙っていた
暮れゆく空を見上げあなたを思う...

ネットの海の向こうにある楽園を探しに行くとか
訳の分からぬ言葉のこし君は行方不明になった
君が勧めてくれたゲームも今ではたまにしかやらなくなった
君が姿を消してしまってなんだか毎日つまらないんだ
あるときオンラインで知り合った人に
オフ会で試しに訊いてみたら君のこと知っていた
昔やらかしたことだとか...

朝を迎えた　知らない部屋で
ゆうべのことは覚えていない
隣で眠るこの人は誰
いつものこと多分少し飲み過ぎただけ
記憶をたどれば行きつけの店で
知らない誰かと意気投合
顔もよく見てないけれど
多分知らない方がいい
起こさぬようにその部屋を抜け出した
反省はした　だけどやっぱり...

きかせて　あなたの心の歌声
私をあなたの隣にいさせて
いつでも悲しい思い出ばかりが
私の心を締めつけさいなむ
薄暗い部屋から私を連れ出して
ぎゅっとその手　つないだまま
離さないでいて
私の心に翼を授けて
私はいつでもあなたを待ってる
薄暗い部屋から私を連れ出して...

君は電話を持ち歩かない
私の電波が届かない
君の頭にアンテナ立てて
ついでにいろんな機能付けた
だけどなぜか君は目覚めない
まるで生ける屍のよう
神様　どんな悪戯をしたの？
返して　昨日までの君を
そして今も君は目覚めない
これは多分天罰なのだ...

覚えているかしら　子供の頃だけど
私の唇を　君が奪ったこと
嫌いじゃなかったから　嫌じゃなかったけど
みんなが噂した　君は悪い子だと
そんな大人達の陰口を
私は密かに誇りに思った
つらいことに出会ったとき　私たちは
この世界の理不尽さを語り合った
君は少し無口だけど　私を見て
頬杖つきただ静かに笑っ...

彼女が来るならそろそろ帰らなくちゃ
私が来たこと内緒にしておいてね
死にたくないなら
あなたと私は共犯関係なの
本当にあなたを好きなわけじゃないから
勘違いしないで
私が好きなのは彼女のほうだから
彼女が手をつける前に毒見をしてみたけれど
正直あなたはつまらないどこにでもいそうなタイプ
どうして彼女...

眠れない夜に星のよく見えるあの場所で
月に照らされて光る海を見ていると
銀河の彼方から君がやって来た
青い光が私の真上　君が手を振っている
私の体　光に包まれて宙に舞い吸い込まれた
夜が明ける頃　薄れてゆく意識の中で
なぜか懐かしい君の声がこだまする
さよなら　またいつか会えるその日まで
それからず...