ゆるめいちゃあ

コロポックルの景色が都会の空に飛んでゆく
僕らの時代は賑やかで汚れと輝きで溢れてた
ポーランドの街に佇むモノクロの紳士の写真は
ドライブインのほこり被ったブラウン管の中だけに映る
戻れないシーン幼い瞳で見つめてた僕の街
大昔のレコードに閉じ込められてた空気が
耳から胸に染み込んでつかの間の郷愁を噛み...

goodmorning
朝は冷たい風
淀んだ空が
黄色に染まる
僕は
狂った憧れを抱いて
星空を駆けたあの日々
よぎった
そう 何度も夢を見ては
僕の心のJB'Sが蘇る...

僕の声が届かない場所へまで
君は遠く遠く離れてしまった
僕に残した二人のアルバムに
涙の雫を見つけた
駆け出した君の姿探し
無意味な程に時は過ぎていたのに
ああ 空っぽの街に君を探しては
何度も 同じ場所をさまよい続け
淡くなってく取り残された景色の中で
君の幻をみたんだ...

君といた街重ねて見てた
あの風景は今でも心の真ん中に
ただただ輝いている
無くなったスキマ 埋めつくすよに
思い出が溢れだして 僕の瞳までも
いっぱいにした
窓の外の雪が僕の心を
塞いでくれたならいいのになんて
街の灯りがともり始める
僕はただガラスに映る瞳の中の君を見てた...

星空が広がる夢のようなアフターダーク
いつまでもこのままでいれたらいいのに
明けゆく世界にただ僕だけひとりここに居ない
きっと 変えられない限界があって
現実に行き場がない僕のこと嘲笑う
人達に囲まれているようで
ずっと 誰も居ない世界の中で
心の中の自分と向き合って語りあって
僕は今どこにいるのか...

ねえ桜色の坂道で君は笑ったっけ
あぜ道を歩く君もあの青いワンピースも
この景色に消えてくように今は朧げ
駆け抜ける春風　君の背追いかけ
気がつけば君と手繋いで駆けてゆく
桜が舞った
ねえ僕が塞ぎこんだときに君は泣いたっけ
街灯だって少ないこの町を君は照らしてくれたんだ
駆け抜ける春風　君の背追いかけ...

雨が滲んだ歩道に　林檎が涙と落ちてった
僕は小さな花　拾ってあげられたらいいと
思って　駆け寄った　泣いていた　菫が
ゆっくりと川をなぞる　明日の僕ら見つめ
夕暮れと奏でる優しいブルーの音
あの子の呼ぶ声は　小さなこの窓をノックした
新しい波が来て　はしゃいだ僕ら
心赴くまま　飛び乗った　響いていた...