タグ「初音ミク」のついた投稿作品一覧(8)
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夏は終わりかと入道雲が
植えられていく稲穂に聞いている
僕らの季節だとはしゃぐ赤とんぼ
蝉を横目に空を舞う
縁側に吊った風鈴の音が
忘れないでと悲しみを纏う
あなたの頬と同じ色をした
紅葉は散りゆく運命(とき)を知る
時間は刻々と過ぎていく
その度空は表情を変えて...右回り(仮)
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繰り返した
世迷い言でも
夢は夢で
嘲笑ってる
あなたに何が
分かるのよ
何かを手に入れる
ためには犠牲さえ
厭わず進むだけ
当たり前でしょう?...Resist (仮)
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泣ける夜は
まだマシだけど
泣けない夜は
とても辛くて
やり場のない
募る思いは
窓の外の月を
寂しげにする
何度も繰り返すケンカ
ささいなことが理由で...「ごめんね」が言えなくて(仮)
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どうすれば 良かったのか
今ならば 分かるのに
あのときは 気づかなかった
何も 見えてなかった
僕が 背負っていたもの
なかなか 下ろせなくて
帰り道の 途中で
立ち止まっては
振り返るばかり
川沿いに咲く...タイトル未定
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夜明け前 目が覚めた
脳が作った世界から
まだ暗い 空の色
静寂たちが 部屋で踊る
夜明けがね 遅いんだ
月がわがまま言うから
まだ暗い 空の色
瞬く星が 道みたいだ
望むような 今日など
一度も きたことはない...タイトル未定
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こんなに 辛いときでも
呼吸は するんだな 僕は
何が 悲しいんだろう
分からずに 流してる 涙
こんなに 苦しい夜は
呼吸も 早くなる 僕は
何が 悲しいんだろう
分からず 溢れ出す 涙
君が遠くに 行ってから
もう何年も 経っているのに...タイトル未定
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黄色い鳥が 芽をだした
明日の風を うけたくて
庭に光るは 冬の蝶
季節外れを 嘆いてる
春を待つ 土筆の群れは
寒さに揺れる 花に見とれて
自分の運命(さだめ)
変えてみたくなった
生まれる季節も 生きる時代も
選ぶことは 出来ないけれど...風花(仮)
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蓮の花は ただ佇む
何も言わず ただ咲いている
涙はもう 枯れたのか
心はまだ 俯いたまま
結べない この手は
何を掴み 守るのか
分からない たったひとつ
もう一度 あなたに逢いたい
同じ瞬間(とき)を
同じ場所で...かたっぽの手袋(仮)