これはとある村に伝わる少年と少女の物語である。

小さな村に
一人の少女がいた。
彼女は村に恵みをもたらし
神として崇められた。

ある日、少女は恋をした。
心優しい少年であった。
彼は少女を一人の「人間」として扱った。
それが少女にはとても嬉しかったのだ。

しかし、二人の幸せは壊されてしまった。

少年は少女を「神」としなかったが為に、
悪者とされ村人から忌み嫌われた。
少年は人間として扱われず、
人々からひどい仕打ちを受けたのだった。

そんな村人に、少女は怒り狂った。
「彼は何も悪くない。なぜ、彼を傷つけるの?」

彼女は村を滅ぼした。
彼女は人々を殺めた。
少年の敵となるものは
全て壊してしまった。

少年はそれを知り悲しんだ。
村人が殺されたのも
少女が鬼となったのも、
全て自分の責任だと思い込み、
そして彼は少女のことを想い、自ら命を絶ったのだった。


ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

【小説】女神終末論

コラボの方にうpしたものです。

このお話をもとにして
作詞師さん達に歌詞アレンジして頂きました!

イラスト募集しちゃってもいいですかね??

閲覧数:293

投稿日:2010/06/30 15:03:55

文字数:391文字

カテゴリ:小説

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