夢永美朱の投稿作品一覧
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雲の上から見下ろした下の世界は変わっていった
正しいことが通じない力だけで動かした世界
生きる意味さえ失って聖なる夜も訪れなかった
最善を尽くした先に待っていたのは更なる苦痛
清らかな魂の上を歩く肥えた馬と鹿たち
身に纏った金箔を光らせ
笑いながらストンピングする
苦しみも悲しみも堪え傷ついても
声...天使の唇
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天使の唇
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凍てつくほどの冷たい風が強く体に吹きつけ
何枚も重ね着をしても凍えそうでたまらない
そんな冬の空を見る、いつもより澄んで見える夜空
静かに足を止めて見上げ時さえ忘れる
今にも降り注ぐそんな予感がするほど広がる
無数の星たちは輝いてる
寒い冬の美しい夜空を見上げる時間
それは人生に訪れた束の間の休息
...寒い冬の美しい夜空
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寒い冬の美しい夜空
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遥か遠い彼方の夜明けを待ち続け
一人この地上に立ち星空を見る
いつも同じ空を見上げるこの瞳に
涙が滲む
星に変わる命を幾つも見続けて
それでもまだ生きるその理由は一つ
あなたの声、あなたの名前
あなたの存在がその理由
あなたを知ってあなたを何所迄も追いかけ
私の心の中にずっとあなたがいる...遠い夜明けを待つこの地で
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遠い夜明けを待つこの地で
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支え合うということ、だけど永遠には続けられない
何所かで一度足を止め体を休めたい
行いを評価するシステムが正しく機能しない世で
見返りを求めると深く傷ついていくだけ
重ねた功績が招いたのは
自分の大切なもの奪われていくだけ
目的を早く遂げたい
だから死に物狂いで尽くした
なのに安らぐこともできずに
...Don't Do Your Best
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Don't Do Your Best
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突然私の体をあなたの両腕が抱き締める
その感触をこのまま感じていたい
あなたのその眼差しには本当の女としての私を
見ているような優しさ、それを感じる
あなたの注ぐ想いが
私の想いと歌声
それを変えていきながら
私の胸の鼓動まで激しくさせていくわ
それが快感なの
あなたに愛されて...Don't Stop Heartbeat and Love
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Don't Stop Heartbeat and Love
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Everything Eye
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無数の出来事が入り乱れ成り立つこの世界
私はそのすべてを観てる世界の傍観者
惹かれ合う恋人同士を偶然見つけたら
感情移入したくなるほど目が離せない
(What it will be)恋の行方
(With that lip)キス出来たら
(Hugging each other)抱き締めたら
そんな展開...Everything Eye
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立ち尽くす私の体に
暗黒の空が激しい雨を打たせてる
守りたいものはこの手から
何もかも離れ残されたものはない
日常に潜んだ埋伏の毒たち
内側から壊し尽くして
私の口さえ塞いで
何も言わせず奪い尽くす
この声は届かない、響きもしない
この胸に籠るまま何もできない...Crushed Voice
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Crushed Voice
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幾度も夏を重ね、そしてあなたへの想いをも重ねた
この体も少しずつ変化していきながら
肌を狐色へと変える激しい陽の光が眩しい
あなたを想う私はあなたを待ち続けた
あなたと遠く離れてても手元のメッセンジャー
それを使いあなたと言葉を交わしてた
突然訪れた秋の長い雨が
蒼く美しい夏を急に終わらせた
終わら...Delusion of Love
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目の前に現れたAとBの選択肢が僕を悩ませ
目に見えないところでカウントダウンが始まり僕を焦らせる
早く決断すれば事はスムーズに運ぶのにそうはいかない
決め損ねてしまうと色んな意味で損をする、時は待たない
晩御飯はハンバーグかカレーライスか悩み
決まらないと食生活リズムが狂いそうで
だけど僕は両方とも...A or B
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Delusion of Love
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A or B
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独り白い砂浜に立ち
海の向こうを見渡してた
だけど心の中はあの頃に
もう戻れない
あの頃の友達はいない
家族は明るさを失い
トラブルや病に翻弄
されていくばかり
音楽を流しながらドライブ
それさえできない...あの夏をもう一度
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あの夏をもう一度
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私の軽蔑する最低の母へ
私はあなたの道具なんかじゃないわ
一度話し始めたらもう止まらない
リロード不要の無限に撃ち続けられる
機関銃のように口を止めない暴走マシン
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私が興味を持つ楽しみを尽く
「害悪」と決めつけていつも私から奪う
あなたが勝手に決めた「ためになる」ことだけを
私...最低の母親へ
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最低の母親へ
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心の奥底から込み上げるこの想いに
涙が溢れ出してくる
それは遠い過去にこの胸に刻み込まれた
大切なあなたを失った悲しみ
無限に広がる青い夏の空の上から
あなたが語りかけてくる
そよ風が吹きつけこの髪を優しく揺らす
まるであなたが私の髪に触れるよう
あなたが忘れることを
私に求めてくることが辛い...Don't Forget My Darring
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プライベートルームの隅の
カラフルデジタルクロックが
グラデーションを描くように
変わり時を刻む
"時代という名のひとくぎり"
何年前のことだろうか
それを退屈に迎えたら
空しさが残る
どこかに皆を集め
ダンスパーティー出来たら...Dance and Countdown
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Dance and Countdown
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心:人生は一度死んだらお終い、そしてとても儚い
K:それはまるでライフ制ゲームのよう、そしてとても短い
WK:それでも生きる
*
心:歩めばどこかで遭遇、アクシデントで傷ついて
自分のライフ減ってしまった、いつ回復できるのか?
K:冷たすぎるこの世界は残酷で有名らしい...ライフゲージが0になる前に
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ライフゲージが0になる前に
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私のことを見詰め照れるあなたの
手にそっと触れ微笑む私
破れた白いドレス、その隙間から
覗く素肌にそっとキスしたあなた
その心の奥で燃えてる気持ち
私には分かるのよ
こうして長い間あなたといたから
いつもそばにいて私を抱き締めてくれる
あなたが好き、離さないで
*...Deep Loving You
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Deep Loving You
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姿も形もなくどこでも駆け抜けていく
束縛さえ受け付けずに自由気ままに舞っている
花びらたちが乗ると群れを成して踊りだす
そんな風のように生きたいといつも考えていたの
雁字搦めの世界、逃げる場所を探して
傷つき疲れて風という自由に手を伸ばす
どんなに姿形を変えたところでこの世界は
支配と隔てだらけの迷...風のように
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風のように
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息が白い冬の冷たさ
凍えて倒れそうになるほど
そんな私を包んでくれた
あなたに惹かれてる
燃えるようなあなたの想い
私の心と共鳴する
燃える太陽のような
あなたの腕、私を抱き締めた
冷たすぎるこの世界で
温もりを求めてた...HEAT BODY LOVER
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HEAT BODY LOVER
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L:青空を見たあの頃のこと、それが幼い記憶
聖なる夜も桜の春も歌に満ち溢れていた
あの思い出を収めた写真、紅く染まった視界
生きるだけでもとても苦しい、傷ついていくばかり
R:もう会えない、みんな無残に散り
亡骸の無い墓標の傍で屈み泣いてた
RL:鮮血のように紅い空に輝く星が涙を流す...潰えた希望の果てに~呪界外伝(3)~
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潰えた希望の果てに~呪界外伝(3)~