なぐろの投稿作品一覧
-
喧嘩に敗けた犬が吠える
半月の下、耳を塞いだ 「うるさいな」って
ゲロ吐くように溢れた液は
人混みのなか誰かに踏まれ 最初からなかったようだ
こんな生活に地球の青さなど
何の影響もなく 且 嫌悪の対象にすら成り上がらない
気がつきゃおれも負け犬エブリデー 絆創膏がはがせやしねぇ
存在証明 誰もが求め...負け犬遠吠え論
-
たとえるのならば 指をつたる砂糖菓子
たとえるのならば 風に泣いたあの花
「それでもかまわない」なんて
笑ったあなたはどうして
纏った儚さを 影を
脱ぎ捨てるのでしょう そうね ……そうね
錆びついたオルゴール 歌うことをやめないで
退屈でも悪くないものと
そう思うの 思うのになんで
「それではいら...境界線を踏み越えて
-
例えるのならば砕け散った砂糖菓子
例えるのならば風に泣いたあの花
「それでもかまわない」なんて
わたしの手を引くあなたはね どうして
纏った儚さを 影を
脱ぎ捨てるのでしょう そうね そうね
例えるのならば赤で描いた青い空
例えるのならば喉の枯れたあの味
錆び付いたオルゴール 歌うことをやめないでい...境界線を踏み越えて
-
青い天井は雲隠れ 赤の薫りだけ花が咲く
痛くもない宙ぶらりんりんで 心地の良い汽笛 聴いてた
旧友と再会だとか 懐かしむ話もない
心は不思議と穏やか
鼻に突く黒い涙を 排気ガスと呼ぶのなら
それはそれでよいのだろう (さぁ、行こう。)
「39番線ちょっと待って!」
「イチゴジャム 食べかけて知ら...少年は一人旅がしたい。
-
解けた糸 不格好な
こぶ結びで 繋いでた日々 もろくなるソレに
二人ですがってた
冷めたコーヒー 消えたままの
TVさえも 気付かぬうちに 冷たい日常
風に吹かれ過ぎる
心が叫ぶ だってへんでしょう?
涙が流れる それなのに
枯れた喉で 限界だからと
崩れ落ちたのは 君の方...糸
-
はじめまして さようなら
おなじ笑顔で向かい合う
あなたと私とあの子でだーれだ?
迷っちゃうくらいが ちょうどいいの
「何処かで会いましたっけ」
心の中で、内緒だよ
それでいいの これでいいの
明日には消えてく私でいいの
それがいいの これがいいの
当たり障りない人生がいいの...当たり障りない人生を
-
傘の隙間 メランコリー気味
黒色灰色 直線絵描いて
悩みにふけるお年ごろ?
人の隙間 アンドロイド気味
微かな香りに ふらふらりんりん
雨の香りは蜜の味?
電子音なら耳をふさぐよ
ハイブリッドなリズムを呑んで
ハイブリッドな雨水飲んで
見上げた雲が溶け出した...UMBRELLA
-
寝付きは最悪で 目覚めも最悪で
気付けば何年も そんな繰り返しだ
夢の中だけでは 楽しさを抱えて
あの頃の僕がさ 駆け足で笑ってた
どうしてこんな風な僕になったんだろう? それはきっと
臆病な僕だったから
灯りを全部消して歩いた
前も後ろも明日も昨日も
なんも見えない 夢も見えない 僕が消えてく
過...僕色景色
-
【A】
幼さを含んだ恋は
甘くってでもチクチクで
あんまりに傷を増やしたね
【B】
好きだよ大好き変わらないよ
言葉で仕草で語り合えば
このまま このまま いられたのに そう思うの
【S】
記憶の奥で電灯が消える...release
-
【A】
揺れた瞳は 進化の証
裂いた手首に 退化の印
時計の針は死を選べるか
【B】
指ですくい落ちる パラノイア
踊り巡るネオン 「酔いそうだ」
雨の香る街は ミッドナイト
ねぇ
【S】...パラノイド
-
【A】
夢から覚めた 叶わないまま
遠くの空は誰を拒んでるの
【A】
失くしたものと手に入れたもの
一つ一つを数えているんだよ
飽きたら捨てる玩具みたいに
ぞんざいにほら、忘れられるでしょう
【B】
無機質な景色 笑いながら...カギのない宝箱
-
偽物の朝を食べて
白けた道路に 「ハロー」
道を示す標識は
優柔不断に 泣く
ふわふわの酸素飲んで
咽たふりをして吐いて
思い出した 嫌なこと
爽やかな今を もう!
弱いところ殺すように ファルセット
あと何センチ背伸びしたなら 辿りつける?...ファルセット
-
【A】
放課後に見た校庭の色
アプリコットで少し切ない
微かに残るあの足跡は
きっとあなたがそこにいたから
【B】
だけどそれも雨が降れば消え去るのね
明日の天気は傘マークだから …意地悪だわ
【S】
みえないの みえないの みえないの 私だけ...アプリコット
-
積み上げたタワー 穴開きの記憶
それはまるでジェンガ
抜き取る過去 上書きの現在
ぐらり ゆれる 不安定なソレは
時間は戻らないの
君の隣で足を揃えてきた遠いあの日
過去形なのが ちょっと辛くて
それならばせめてもの
繋がりとして二人この胸の中だけでならば
いつも会える そう信じてた...空想少女のジェンガの塔
-
叫びたいから
茶で濁す
くだらないと塞ぐ
才能だけは 人一倍
壊れたいから
胃を荒らす
つまらないと吠える
消化不良は 寝て治す
そんな言うほど 汚れてないし
そんな言うほど 怒りもなくて...タイル
-
【A】
夕焼けに透かし込むのは
声の無い僕の言葉だ
朝焼けを映し出すのは
味の無い君の心だ きっと
【B】
咲いて裂いた 君が笑う
泣いてないと 僕は哂う
空を仰ぐ 雲は向かう
君を連れて 明日へ向かう...赤い便箋
-
どうにも忘れものばかりが増えていくな
それでも悲しくはないから捨てておこう
路地裏 雨に鳴いた犬の記憶はない あたりまえだよな
いつからか ゆりかごに酔ったから
ついでにリンゴは吐いてしまいなさいって
無理なこと 少年は言うんだよ ねぇ笑えよ
とは言えど 心のもやもやを
悲しみと呼んだ偉い僕は
「そ...林檎と歯型
-
【A】
忘れてしまったんだろう
排気ガスが目に染みて
涙を流す君がただ、愛しい
【B】
公園に揺れるブランコも
夕焼けの映えるあの色も
瞼の裏では霞んでく
半分くらいは捏造さ
【S】...憂鬱センセーション
-
まるでフィクション染みた知らせを
そっと受け止めた日の記憶
何よりも僕が悔んだのは
たった一人 君の存在
さぁ、少しだけ話をするよ
この先歩む長い人生(みち)で
もし僕が君の隣にもう
いないとして そのときに君は
「……たとえ話だよ」
泣き出しそうな君の顔見て...「 」
-
君の小さくなった背中
なでられない僕が憎い
想い描いていた2人の未来
きっと 君も僕と同じ
「ごめんね」 伝わらなくても どうか どうか どうか
君の手のなか あの日の指輪(やくそく)
きっとソレは 君を縛りつけるだろ?
僕を忘れていいよ 僕を忘れて
君ならできる また誰かを愛してあげて
僕の代...一瞬のさよなら
-
おかしいな 始まりはずっとまえで
きづいたら 終着点
もういっそ 傷の数を数えてさ
失血死 しちゃおうかな …なんてね
涙を超えて強くなれる
「ひともいる」って ちゃんと言っといてよ
突き刺さったナイフは 無理に抜かないほうがいい
痛い痛いの声は 鳴かないならそれでいいし
溢れたモノはぜんぶ 無理に...星を揺らす人
-
苦し紛れた生活に 目覚ましを止める作業はしんどい
臆病に発狂した日々のゴング 試合放棄で寝ていたい
星座占い 11位ってなんだ 救いの手をくれよ 女子アナ
ゆるいキャラクター 無機質な声にキレる 余裕なんかねえよ
嫌いな顔が100つあって 恨み言なんて千じゃ足らんよ
夢の中で説教垂れる あいつはダレ...What’s up?
-
無邪気な夢に呼ばれて
息止め、沈んでみたの
眠り 揺れる ダレかの声が 心地 良くて
いない。風が。水面を揺らす
声が ノイズ 混じりに叫ぶ
キミが死んだ日の空の色を
ぼくは憶えていないけど
黄色い花がたくさん咲いて
ぼくの隣に寝息を立てた
ありがと 透き通るような...カスミソウ
-
【A】
遠い国想うより すぐ近くにいるあなた想う方が
苦しくなって 呼吸ができなくなる
【B】
思い出だとかなら 持ち合わせてません
捨てられるものなんて
【S】
誰も知らないよな この恋心 それだけ これだけ
あなたの目に映った その世界には わたしの声も姿も いないから
【C】...さよならアディクション
-
【A】
明けないと嘆く夜を超え
目を醒ましたら閉じた部屋で
いつも通りのわたしを迎えるの
歪な朝を繋ぎ合せてく
【B】
夢を見たけど忘れちゃったから
君の言葉もついでにさ
【S】
あの夜に置き去りのまま...dear sun
-
人が人を崇め人が人を祟る
崇拝と憎悪で出来ているこの世界
耳障りな流行り曲を口ずさむ土曜日
俺を維持する費用 割に合わない苦労
もういいぜ で、終わる漫才みたいな人生
幕を閉じて片づけ ゴミはゴミ箱へ捨てて帰る
今日も
日が沈む 非が歪む
ただ、しがみついてしまうんさ
血が滲む 値が荒む...あれは、ソーダ味だった。
-
A)貴方の隣に居るために
私は幾度と背伸びを繰り返し
貴方の声を聴く為ならば
想いを隠して笑うことすら容易いのです
B)目に映る二人はきっと
とても近くに居るものでしょう
だけれどこの手に 触れることはないのですから 嗚呼
S)つのる つのる この想いは
たかく たかい 壁にはじかれ
転がる それ...それでも、尚。
-
【A】
夢みがちガール
明日の景色はお花畑
コンクリートをスキップしながら
誰かの手を引いて歩くの
【A2】
空を泳いでる
風船に手を振ってみたり
紙でできた飛行機飛ばしたり
毎日が冒険みたいな...夢みがちガール
-
広げたって読めやしないから。
あたたかいコーヒーは 砂糖の海でおどる
大層なはなしはできゃしない
少しだけきみの目が泳がないかなって、そんだけ。
7㎝の嘘を上手につくきみと
ぼくが創り上げる ちょっとした魔法は
丸が四角に見えるような、そんなんだといいなって思うワケです。
買ったばかりの悲しいストー...know?
-
後悔を語るだけの繰り返しテレビ番組
大都会見上げる空 垂れ流しの愛の歌
目を伏せて街を歩く あの人もきっと同じ
皆そう 自分を中心に
この世界を回す 理想郷だけ描いて語る茶番
夢の端を追いかけて しがみつくより先に
口ばかりの弾き語りして それ、まじだせーよ(笑)
星の無い夜を昇る黒煙に背を向けなが...dear dreamer
-
働いた金が飛んでくところを
みたことがない そんな人間です。
味のない飯くって 頭洗って、寝て
思い出すことも涙でることもない
俺は平凡人間です。
さしてひねくれてません。
無いものはねだらない
貪欲は悪
良いものは値切らない
唯一のモットー 言い訳じゃねえぜ...そこにいる
-
積み上げた 月刊誌
先回った 遠回り
埃の味を 指で掬う
取り上げた 常套句
駆け回った 庭の城
明日の色は だれが決める
零れ落ちたのは なんの欠片だ
楽をして 明日を譲り合うんだ いつも
回らない地球に 息を落とせば それで終わり
窓の外に行くだけでしょ...明日の寝息
-
【S】
雨が降る 晴れている空
雨が降る 晴れている空
開くのは 枯れて行く花
咲いたのは 君の声
【A】
並べられた 旋律 型どられた 憂鬱
名づけるのなら 僕
【B】
どうか届けと 祈り...構築論
-
泥みたいな 夜が来る
不味い 味覚音痴な星を連れて
脚痛いな 帰りたい
やばい 寝返りひとつ 窓を開けて
明日を飛んで 明後日をみる
明日枯れる花を 忘れるように
間違えたんだよ 誤飲した
吐き出せない クソみたいなLIFE
甘んじようかね コイントス
二分の一 クソみたいなLIFE...誤飲
-
【A】
落ちる夕日と伸びる影
このまま一緒に黒く消えたいな
形だけも笑えたら私はまだ幸せなの?
【B】
私の心を形容するには
たぶんきっとまだ知らない言葉が 多すぎるのね
半径3メートル以内 誰もいない
目を閉じることも めんどくさいなぁ
【S】...へたくそ
1
- 2