”笛吹きと少女”(童話コラボ)

遠くいくさの日々 町には諍い
大人たちの眼が澱んでいたころ
私は暗闇にひとりぼっちだった……
その世界に歌をくれた
笛吹きのあの人

悪魔の笛吹きの呪われた旋律(しらべ)
誰もがそう歌うわ 美しいこの歌
けれど何を言われても
私は首を振るだけ…
やさしい旋律(うた)の人は
懐かしい笛吹き

ライセンス

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”笛吹きと少女”(童話コラボ)

”ハーメルンの笛吹き”をテーマにした童話コラボ作品です。
街にはびこるネズミを笛の音で誘い出してくれた不思議な男… しかるべき報酬を与えなかった人々への彼の罰は、子どもたちを誘い出した不思議な笛の音でした。

ハーメルンの笛吹きがどこに消えたのかを街の人々へと教えてくれたのは、”盲目の子ども”と、”耳の聞こえない子ども”の二人だったと言われております。
二人はそれぞれ、目が見えず、耳が聞こえないから笛吹きとはぐれたとも、笛吹きが二人を伝聞のために残したとも言われております……

でも、起こったことの全てを、ただ、その耳で聞いていただけの子どもにとっては、笛吹きの奏でる調べはどのように聞こえたのでしょうか。
……と、いう妄想を、文章にしてみましたw

閲覧数:239

投稿日:2008/09/06 04:31:52

文字数:162文字

カテゴリ:歌詞

  • コメント2

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  • Yuniko

    Yuniko

    その他

    浮草さま>
    ありがとうございます。ちょっと歌詞の尺にあってない部分もあった気がしますが、お褒め頂きうれしいです。
    なんとなく、小さな子どものハミングみたいな印象だったんですが、どうだったかなー?
    ちなみに続きをSSにしてうpってみました。よければそちらもご覧になっていただけると嬉しいです(´・ω・`)

    2008/09/10 00:43:47

  • 浮草

    浮草

    ご意見・ご感想

    こんにちは~。
    曲とあわせながら読ませていただきました。
    Yunikoさんの世界観は童話の深いところや
    見えにくいところにスポットを当ててくださるので、すごく興味深いです。
    目の見えない子どもの想いから見える笛吹き男の姿は、決して
    笛で生き物を操る恐ろしい人間ではなくて、まるで光のような歌だったのかもしれませんね。

    2008/09/08 16:26:30

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