いつだって大人は嘘を
繰り返し信じ込ませる
隠された冷酷な
運命(さだめ)が僕らに牙を剥くよ

正しいことより
損しないかどうか
目先の利益に
思考を遮断している

喜びの声と
分かりやすい成果
見栄で着飾った
メッキがはがれ落ちてく

欲望の渦に巻き込まれ
落ち葉のように翻弄(もてあそ)ばれて
自分自身の本性も嗚呼見失う
確かなもの求め続け
他人(ひと)に追いすがる

いつだって大人は嘘を
繰り返し信じ込ませる
僕たちは盲目な
操り人形だね

真実はうやむやのまま
ブラインドの向こう側に
隠された冷酷な
運命(さだめ)が僕らに牙を剥くよ

発言(ことば)の重さと
肩書きを忘れて
感情のままに
余計なこと口走る

街の真ん中で
急ぐように歩く
無表情の群れ
揉まれながら生きている

黄昏に向かう人生で
わずかばかりの幸せつかむ
刹那の夢の快楽は嗚呼カタルシス
未来なんて期待せずに
現在(いま)を迎えてる

誰彼の心に秘めた
パンドラの箱を開けたら
凶悪な暴力が
すべてを壊していく

新しい悲劇は生まれ
悲しみの涙は流れ
人々の慟哭が
汚れた大地に雨を降らす

神サマの見えざる手が
世界をおかしくした
不都合な事実の前に
正義など死んだ

ありのままに"Laissez-faire"(レッセ・フェール)
考えなくていいと
僕の前に衝立を立てている Ah

いつだって大人は嘘を
繰り返し信じ込ませる
僕たちは盲目な
操り人形だね

真実はうやむやのまま
ブラインドの向こう側に
隠された冷酷な
運命(さだめ)が僕らに牙を剥くよ