激しい雨が 空を洗う
春はまたも 遠ざかる
火照る体も 一度だって
冷めはしないのに

ときめきの花は枯れて
まなざしさえ 消えたみたい
背中ばかりを 追いかける日々は もう

降り続く雨に打たれて
季節の狭間にただひとり
背伸びして あなたを知った
赤いルージュごと 流れてしまえば

優しい言葉 目を背けた
さよならが ブレないように
愛も夢も ウソばかりと
心 決めつけて

憧れの恋に縋って
わがままにも 選び捨てた
別れ間際の表情が 焼き付いて

降り続く雨はいつまで
私を掻き乱してゆくの
今もずっと 変えられない
髪型だって もう ずぶ濡れだけれど

やがて夏の日差しに
そっと色褪せて
だけど 今更でも 涙

降り続く雨に打たれて
季節の狭間にただひとり
背伸びして あなたを知った
赤いルージュごと 流れてしまえば


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はげ(しい)あめが そらをあらう
はるはまたも (とお)ざかる
ほてるからだも いちど(だっ)て
さめはしないのに

ときめきのはなはかれて
まなざしさえ きえたみたい
せなかばかりを おいかけるひびは もお

ふりつづく あめにうたれて
きせつのはざまにただひとり
せのびして あなたを(しっ)た
あかいルージュごと ながれてしまえば

やさ(しい)ことば めをそむけた
さよならが ブレ(ない)(よう)に
あいもゆめも ウソばかりと
こころ きめつけて

あこがれのこいにす(がっ)て
わがままにも えらびすてた
わかれまぎわのひょおじょおが やきついて

ふりつづく あめはいつまで
わたしをかきみだしてゆくの
いまも(ずっ)と かえられない
かみがた(だっ)て もお ずぶぬれだけれど

やがてなつのひざしに
(そっ)といろあせて
だけど いまさらでも なみだ

ふりつづく あめにうたれて
きせつのはざまにただひとり
せのびして あなたを(しっ)た
あかいルージュごと ながれてしまえば


※カッコ内は１音