扉を開けるとそこは――


『ようこそ、鏡音探偵事務所へ!!』







「で、依頼者の歌愛ユキちゃん」
黄色い髪の少女――鏡音探偵事務所の総合長を務める鏡音リンは、依頼者の少女――歌愛ユキに話しかけた。
「貴女は、どんなことを調べて欲しいの?」
ユキは一つ頷いてからゆっくりと語り始めた。
「私には弟と、妹がいるんです。私よりも小さくて、まだまだ何もできないんです。なのに、数日前突然二人がいなくなっちゃって…私、心配で…」
最後の方の声がだんだんと小さくなっていく。
「お願いです、皆さん。弟と妹を、探してください!お代は、あまり、払えないけど…」
リンは一つ頷き、ユキに堂々と言った。
「まかせなさい。弟さんと妹ちゃんは私たちが探し出してあげる!だから、安心して」







「で、どう思う?」
水色の長い髪をツインテールにしている少女――初音ミクは周りにいる人々に話しかけた。
「どう、って、探すしかないでしょ」
黄色い髪の、リンとよく似た少年――鏡音探偵事務所の総合長を務める、リンの双子の鏡音レンはあっさりと言った。
「でも、その探す術がないから大変なのよ」
桃色の長い髪の女性――巡音ルカは頭を抱えながら言った。
「どうしよう…引き受けちゃったし…」
リンはうなだれながら机に突っ伏してた。
「でも、ユキちゃん、心配してたよね…。二人を早く探し出さないと」
ミクは顔を上げて言った。だが、
「でも、探す方法がな…」
すぐにうなだれた。
「あ、」
リンは顔を上げて声を上げた。一同の視線がリンに注がれる。
「じゃあさ、こういうのはどうかな…」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

鏡音探偵事務所 ~二人を探せ!~

ごめんなさい。久遠の花も探し物も約束の花も進まなくて…
次回でこの話は終わらせます。が、もしかしたら書くかもです。

閲覧数:137

投稿日:2012/01/24 20:27:32

文字数:681文字

カテゴリ:小説

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  • しるる

    しるる

    ご意見・ご感想

    ユキちゃんより、下って…幼児じゃんww

    ミクやルカを差し置いて、総合長はリンなんだねwww

    さぁ、リンの作戦とは一体!!後編に続く!!www

    2012/02/07 00:18:45

    • 美里

      美里

      幼児…、まぁ、そういうもんですよね!

      総合長っていうか、事務所名に鏡音って付けちゃったからね。
      リンの作戦は!何かグダグダになってしまった!

      2012/02/07 17:41:41

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