<前置き>

namakobcg様(乱数P様)のとある動画を見て、思いついたネタです。
この方の作品に出会う前から、
追い求めている鏡音設定には薄々気づいていましたが、
出会ってから、私の留め金は外れてしまいました。

ピアプロでいう公序良俗に反しないように気は付けているつもりですが、
個人で感じ方が違うと思うので、ピアプロ運営様から指摘があれば、対応します。
(内容が相応しくないと判断された方は、運営様には、こっそり通報してください。
 私としては、セーフのつもりなので、運営様の判断にお任せします。)


「人をもの凄く選ぶ」ネタです。
ネタの方が人を選びます。
好みじゃないと感じたら即行で逃げてください。


ピアプロは全年齢対象であることを意識し、
表現は抑えているつもりです。
物足りない方は自分の妄想で補完してください。

絵によるストレートな表現をすると完全アウトになると思うので、
ダラダラとした文章で書きます。

長い前置き+下手な文章を読むのが苦手な人は読まないはずなので、
これでかなり篩に掛けられたはず!


私に文才なんて、ないですよ?
プロット、走り書きみたいなものですよ?


それでも、おk?



<スタート>

とあるアパートのカイトの部屋で
同じアパートに住む友達のレンが遊びに来ていた。
カイトとレンはTVゲームを一緒にしていたが、
隣の部屋でグミとがくぽがいちゃついているのが聞こえて
オレらにも彼女が居たらな~みたいな話題になった・・・

カイトが面白そうな”都市伝説”を知っていると言い出した。

それは「彼女サービス」

なんでも、その番号を携帯電話で押すだけで
お手軽に彼女が手に入るという代物だ。

「そんな都合のいいものがあったら、
 誰も苦労しないよ・・・」

「だから、”都市伝説”なんだよ。
 隣は五月蠅いし、どうせ暇だし、
 物は試してみよう!」

冗談半分に、カイトがその番号を押してみると、
「ご利用ありがとうございます。
 彼女サービスです。
 何名様でご参加ですか?」

「現在この番号は使われていません」を期待していたのに、
期待とは違うオペレーターの音声が聞こえてきたので、
カイトは少し戸惑ったが、答えることにした。

「2名ですけど・・・」
「彼女が必要な方は****1の番号を、
 相方の方は****2を
 3分以内にコールしてください。」
言葉のニュアンスが変だと思いながらも、
カイトはレンに相方番号を教える。
二人して各の携帯で番号を押し、しばらくコールを待つ。

カイトの電話からは
「ご注文承りました。
 ではごゆっくりお楽しみください。
 お代は1時間1万円です。
 解除には番号****3を押してください。」

レンの電話からは
「ご協力ありがとうございます。」
と聞こえた。

「解除?デリバリにしちゃ変な気が・・・
 気に入らなかったら解除番号で
 チェンジできるんだろうか・・・」

カイトはレンには聞こえないくらいの声で独り言を言った。

「・・・本当にデリバリだったのか?
 ご協力って意味ふだし・・・
 そもそも、オレらのアパートの住所言ってないじゃん。
 来れないんじゃ・・・」

レンが急に苦しみだした。

「体が熱い、骨が溶けてるみてーだ・・・
 だめだ・・・」

「レン、しっかりしろー!」

カイトはオロオロするばかりで、役に立たない・・・

「おれ、死ぬんだ・・・」

レンが気絶し、倒れてしまった。
カイトはレンに目をやってみて驚いた。
レンの体が少しずつ、一回り縮んで行くではないか!

「え・・・まさか・・・
 彼女って・・・相方って・・・」

「う・・・ん・・・」

レンが気が付いた・・・
少し、服がダボ付いている・・・

「あれれ?」

「レン、気分は大丈夫か・・・」

「うーん、頭が少し痛い・・・
 あ~、あ~・・・
 耳が変なのかな、オレの声なんか変に聞こえる・・・」

「いや、声が高くなっていると思うが・・・?
 それより落ち着いて、胸に手を当ててみるんだ・・・」

「大丈夫、動悸は落ち着いてきた・・・」

「そういう意味じゃ・・・
 小さいのかな?」

「何の話?」

「あ、そうだ、お前、トイレに行きたくないか?」

「・・・言われてみれば、行きたくなった気がする・・・」

カイトに連れられてトイレに押し込められるレン・・・

「あ~、ない~!」

「落ち着くんだ!オレが付いている!」

カイトはトイレの中のレンに話しかける。
レンがトイレから出てきた。

「ありがとう、トイレットペーパーが切れてて・・・」

「紙より大事な物がなくなっているのに気が付かないのか!」

「何の話?
 大きい方をするとき、紙は大事だろ?
 オレは紙があるか無いか用を足す前に
 必ずチェックする主義なんだ!」

カイトが買い置きのペーパーを押入から取り出し、レンに渡す。
もういちど中に入るレン・・・

かなり時間が経って・・・
流す音がしてから・・・

「ぎゃー!!!!!」

「今頃気が付いたのか?
 それとも別のことなのか?
 オレの勘違いなのか?
 まさか、流れないのか・・・?
 今度は何だ?」

「・・・ど、どうしよう・・・
 環境ホルモンの所為かな・・・
 それともY染色体の崩壊とか・・・?
 オレの体が女みたいに・・・」

トレイからレンが半泣きで出てきた。

「やっと気が付いたのかニブチン・・・」

「何でこんな事に。」

カイトは携帯電話を取り出し

「きっと、この電話だ!
 これの所為でレンがオレの彼女ってことになったんだ!」

「なに~、それはないよ!
 オレも彼女が欲しいのに、
 オレがお前の彼女になっても仕方がないだろ!
 どうやって戻れるんだ!」

「解除の番号って奴は教わっている。
 きっとそれで戻れるはずだ・・・
 でもさ、1時間1万円かかっているんだ。
 元に戻るのは1時間楽しんでからに・・・」

「バカ、オレは男だぞ、男同士で何するんだよ!」

「問題ない、今は女だ。」

「おめー、元男でも平気なのか?」

「気にならない。
 今のお前はどこからみても可愛い女の子だ。」

レンの髪を縛っていたゴムをカイトが外し、
髪を揃えてやり、レンの肩に手を乗せて、
レンを鏡の前に立たせる。

「ほら、鏡を見てご覧よ。」

自分によく似たショートヘアの女の子が鏡に映っている。

「あ・・・」

「髪は下ろした方が可愛いよ。」

そう声をかけたカイトの顔を見た途端、
レンの胸は締め付けられるようにきゅう~として
レンは恥ずかしくて、顔を真っ赤にして、
カイトから目を反らし、一歩退く。

「そんなこと言っても・・・
 無理なものは無理!」

レンが何かに怯える小動物のように思えて、
カイトはさらにからかってやろうと思い、

「よいではないか、よいではないか!」

悪代官?風に・・・ベルトを掴み・・・レンを引き寄せた。

「あ・・・止め・・・」

カイトがレンの服に手を掛けようとしたら
レンはカイトの顎に頭突きをした。

「うご!」

「変態が~!!
 そりゃあ、オレだってその・・・
 どんなものか興味はあるけど・・・
 カイトが先に女の子でサービスしてくれたら、
 オレだって考えてやってもいいが、
 オレからってのは絶対嫌だ!!」

「仕方がない・・・あ、あれ?
 解除の番号は何だっけ?」

「ちょっと待て、忘れたっていうなよ?」

「分かった、思い出せんと言おう・・・」

「ふざけるな!」

「オレだって、速く解除しないと借金大王になるのは嫌だ、
 必死に思い出そうとしているよ!
 大体、お前が頭突きなんかするからだ!」

レンは側に寄り、慌ててカイトの顎をさすった。

「ごめんなさい、お願いだから、思い出して~」

「わかったわかった」

カイトはレンの頭を撫でながら、どさくさに紛れて、
レンの体もべたべた触った。

「胸はこれからに期待、尻はまあまあ・・・」

プチン・・・

「随分余裕だなお前・・・・
 番号忘れたって、嘘だな。
 勝手にべたべた触りやがって気持ちワリイ!」

「減るもんじゃなし、少しくらいいいじゃないか・・・
 お前も本当の彼女ができたときの参考になるかもよ・・・」

「ぶっ殺す!」

「悪かった、悪かった。オレを殺したら永久に元に戻れないぞ!」

「知るか、そんなもの!」

レンは側にあった座布団でカイトに攻撃を始めた。
攻撃自体は大したことはないのだが、
怒っているのか泣いているのかよくわからないが、
もの凄く殺気立っているという感じが伝わるレンの顔を見て、
カイトは殺されると思った・・・
解除の番号を押した。

レンが苦しみだして、カイトへの攻撃が途絶えた。

「ほ、本当に殺されるかと思った・・・」

レンが元の姿に戻っていく・・・

「勿体ない・・・
 ・・・あ、もう一回、注文すればいいのか!」

レンが気絶しているうちによからぬ事をしようと
思ってカイトは再度電話してみたが、
二度とその不思議な彼女サービスには
繋がらなかった・・・

目が覚めたレンは、かなり頭が朦朧としたらしく、
「ごめん、ゲーム中に寝ちゃったのか・・・
 しかし、変な夢をみた、疲れてるのかなオレ・・・
 自分の部屋で寝るわ・・・」
といいつつ、目を擦りながら、カイトの部屋から出て行った・・・



カイトは一人寂しく、部屋に残される。

財布の中を見てみると、1万円の代わりに領収書の紙が入っていた。

そして、警告の紙もあった。

合意の下でしていただかないと、犯罪です。
お客様の場合、質が悪いので、
二度とサービスはご利用にならないでください。


カイトは何故か、急に悲しくなった。

「今頃、大事なものに気が付いた・・・
 オレはバカだ・・・
 好きだったんだ・・・なのに、なのに・・・
 嬉しさのあまり、理性が飛んで・・・
 わああああ・・・」


カイトは一晩中、自分の愚かさを嘆いたのであった・・・


<おしまい>



<あとがき>

最後まで見てくださった方、ありがとうございます。

思いついた一発ネタ「レンが不思議な力でリンに変身する」ってのがやりたかっただけです。
これは相当、人を選びますよね・・・
双子設定、恋人設定、赤の他人設定、同一人物設定どれでも面白ければ好きです。
要するにその時の気分で、今は~な設定の鏡音さん達を楽しみたいのです。
次の瞬間、仲の良い姉弟の設定で話の展開をするのですよ・・・


<おまけ>

*舞台裏風でお送りします。

レン 「二人一役ってのも変な感じだよな・・・」
リン 「え?私はレンの役、面白かったよ?
    カイト先輩をボコボコできたし!」
レン 「しかし、直前のシーンはオレの吹き替えで、
    カイト先輩が何か残念そうじゃなかったか?」
リン 「そうそう、でも、実は触るマネだけだったから
    残念がってただけだったりして~!」
レン 「それはないだろ・・・」
   (ていうか、それだとマジで嫌だ・・・)
私  「君たち、ネタをバラしちゃ、
    一部の人たちの夢が壊れるでしょ!」
カイト「あのー・・・あの二人にあんな役を
    やらせて酷くないですか?
    あの・・・その・・・」
私  「そんな風に受け取るお前が酷い!」
カイト「え~!?」

この作品にはライセンスが付与されていません。この作品を複製・頒布したいときは、作者に連絡して許諾を得て下さい。

とある都市伝説?

表現の自由と公序良俗に反しないを両立させようとすると、いろいろ考え込ませられます。
指摘されれば、私は未熟だったと受け入れる覚悟で公開いたします。

閲覧数:268

投稿日:2011/05/21 23:04:31

文字数:4,739文字

カテゴリ:小説

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  • 水っぽいスープ

    コミPoで漫画化できないか、妄想中・・・
    (え?これ、漫画にしたら、ヤバイでしょ?)

    2014/10/13 20:07:15

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