今日も白いエプロンかけ
お待ちしていますわ
せなかの蝶々結びが
モダンな感じするでしょ

マカロニ グラタン ソーセージ
焼きサンドイッチいかがです
そちらの画家の先生は
何を飲まれますか

陽気な方たち集まって
わからないお話しして
それを横で一緒に笑って
楽しい時間過ぎる

外の世界忘れそうな
異国のようなこの場所
いつか終わるその時まで
いつわりの日々を

そんな中でそっと視線
ときどき寄越すのは
小説家の先生で
お好きなのはブランデー

私の人生はきっと
小説には向かないけれど
それでも一度くらいなら
いい夢見てみたい

この店の中だけでいい
あなたと時を過ごして
大袈裟な作り話ずっと
聞いていたいと願う

見せられない心の奥
隠し切れなくなったら
止められない堕ちてしまう
いつわりの恋に


ちょっとお姿見せないと
思っていたその矢先
この店で働く他の娘と
逃げた噂を聞いた

耐えきれない真実でも
そうもともとがまやかし
信じそうになっていたわ
いつわりの愛を


今日も白いエプロンかけ
お待ちしていますわ
そちらの画家の先生は
何を飲まれますか


ブランデーはいかが

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい
  • オリジナルライセンス

【猫村いろは】ブランデーはいかが【オリジナル】

大正時代のカフェーの女給さんの淡い恋の物語です。

閲覧数:147

投稿日:2020/04/18 17:03:54

文字数:497文字

カテゴリ:歌詞

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