【S・short】
強きに謳歌(おうか)
弱きに哀歌(あいか)
賢きは栄達
愚かしきは破滅


【A】
踊る狐火 青く閃く
今宵は嫁入り「通しゃんせ」

揺れる黄色
尾花か獣か
月を望んで野の宴
舞散る木の葉で身を飾る


【B】
姉さま嫁入り
何処(いずこ)に在りや
「盆暮れ正月
お帰りしましょ」
言の葉ひらり
子狐は待つ


【S】
強きに謳歌
弱きに哀歌
賢きは栄達
愚かしきは破滅

弱肉強食この世の理
それさえ知らぬ子狐は
お便り待って草の中


【A】
踊る太陽 赤く棚引く
「どうか教えてくりゃしゃんせ」

揺れる黄色
荻か獣か
月を望めど報せなく
舞散る記憶は焦り呼ぶ


【B】
姉さま嫁入り
幾月経つや
盆暮れ正月
お便りも無く
言の葉頼り
子狐は待つ


【S】
強きに謳歌
弱きに哀歌
賢きは栄達
愚かしきは破滅

盛者必衰この世の理
それをも知らぬ子狐は
お便り待てず探し行く


【C】
紫天狗 姉さま探して
青池小池 河童も知らず
妖の森の女童(めのわらわ)
「花嫁行列あちらへ行った」
薄紅 猫又
「匂うなりや」と鼻鳴らす


【A】
赤鬼率いる百鬼夜行
「連れていってくりゃしゃんせ」

揺れる黄色
尾花か獣か
月が笑う孤独の闇
舞散る命は戻らない


【B】
姉さま嫁入り
辿り着いたか
冠婚葬祭
一時に起きた
言の葉の意味
子狐は知る


【S】
強きは奪い
弱きは失くす
賢きは狡猾に
愚かしきは純粋

弱肉強食この世の無情
それは子狐の皮衣(かわごろも)
お嫁に行けず店の中

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

『子狐の皮衣』

ボカロを妖怪化してみました。
赤鬼はすでに書いてますが、他はまだイメージだけで書いてません。
しかも頭からGUMIの存在忘れてました(^-^;

童歌っぽくしたかったんですが、言葉が難しすぎますね。

閲覧数:100

投稿日:2009/10/09 20:00:53

文字数:659文字

カテゴリ:歌詞

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