~プロローグ~
ふと、足につめたい水の感覚とともに硬い感覚を覚え、レンは足元へ目を落とした。と、いっても、目玉を落としたわけではなく、目線を下げたという意味だ。そこにあったのは、小さなガラスの小瓶。碧く輝く小瓶は何かとこすれあったような傷や、何かとぶつかったのかひび割れた部分もあれば、それこそ今にも穴が開いてしまいそうな壊れ方をしているところもあった。
「なんだよ、これ…」
その小瓶を拾い上げると、不思議なぬくもりを感じた。きつくしまったコルクを抜き、中にあった羊皮紙を広げると、にじんで劣化がひどくはあったが一部を読み取ることくらいは可能だった。そうして、レンは驚いて手元の羊皮紙を見た。自分の字が、まるでコピーしたように書かれていたのだから。この丸みを帯びた漢字や、妙に角張った『す』や『れ』がまるまる綺麗にレンの手から誰かが汲み取ったかのように、そこに書かれていた。
『リン・ず・・幸・・いてくれ・・・・に。僕の・まで、幸せ・…』
この言葉ともいえない、にじみすぎた短い文章をみて、レンは何かを感じた。いきなり、頭に激痛が走ったかと思うと、遠く過去の記憶がビデオテープを巻き戻すように巡って、何かを訴えかけようとしていた。
息が苦しい、めまいがする、頭が割れてしまいそうだ。それに、心臓の辺りが締め付けられるような苦しみを感じた。
「はぁ、はぁ…。は…!」
荒い息を整え、その場に座った。
「リン」
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