駱駝法師

始まります きらめく祭典
熱を帯びては たけなわの候で
皆 にこりと笑いながら牙を
尖らせているんだ
「伸びるためのセオリー」に沿って
味のまるでないガム ずっと噛んでいる
まやかしの囁き 絡まりながら
キャッチー探し 暗中です
こだわりと俗に覆われた
泥臭い路地裏の隅で...

ずっと それはずっと
でかい倦怠感にひれ伏してる
今日とまた昨日と
俺は劣等滲む 汗滴る
残像 またがらんどう
萎む現代社会で宙ぶらりん
うっせえ まじでうっせえ
今はほっといてくれよな
あー 素肌が剥がれ落ちたら
そこは空っぽになっていて...

どうってことない 素朴な話
奥はそんなに深くない
右から左 聞き流したり
動画見ずにlisten
だけで落ち着く このbeats
何回も間違った 回り道だが
順路はずっと 私の奥にある
探し物はStill 見つからんが
君といるなら きっと大丈夫さ
Honeyじゃないが 愛は確かにある...

名誉欲し増す対抗心 ウケるための
論理よりGroovy I'm 勝負師
「もう無理」宣う前に満持して挽回
満開咲かす花 PのEgoだけじゃ成らん
歌う意味は君のため デュシャン作るFountain
聴き手あって私がいる
データベース越え刺す歌詞 Illに劈く
導となり こだまする歌
滾る志はディスプ...

相殺して 些細で
捜索 知って 操作性
そう大したことない争奪戦
社会 支えて
創作 失点 総再生
そちらで酔っていてね
どうかしてる 読解で
共感して 度し難いね
道具使って 忖度すればもう完成？
文化祭くらいの喝采...

底のすれたうわばき
まるで銀の靴のようにして
誰もいない踊り場を
軽やかに舞う
暮れなずんだ空へと
一歩一歩 かけあがっていく
少しずつのびる影
追いこしていくように
凪いだ風 ひこうき雲
点々 水たまり...

僕を象った影を刺して
バラしたらゴミ袋にポイだ
吐き気がする昼間に限って
音楽の力なんてない
惨めに転げまわる歩道で
人の目は肉を切るナイフだ
赤く腫れてしまう脳髄へ
唾を吐いた
ボロボロに爪を噛んで
聖杯を僕に授ける...

貰った廃棄の弁当を食って
そんな朝のルーティン毎日送ってる
漬物避けて封しゴチです ゴミ出して
……またも清掃車逃してる
日雇いのバイトで出た悲惨なヒーローショー
拡がるネット全方向
着ぐるみ被ってな 肖像権はない
おまえはオブジェ以下の模倣子
声なき声？興味ないね
って思ったら今じゃ断崖絶壁...

お前と組んだコンビ フラモン始動し
移った日々 入るヒビ 文句積もってる
応酬の手段取る ラップバトル
先攻すぐどんどん攻めていく
迷宮入りなんてさせねえ I'm a 冴えた名探偵
Ay 冷蔵していたケーキ屋のプリン
4個ごっそりlost 食ったのお前しかいねーよ！
何その頑固な態度 できてる覚悟？...

【Lyric】
ルーキー終わってまたお決まりのランキング外
数字憂いたってしょうがないわ I understand
but 足りない広告とmyフォロワー
現実に不変の事実じゃん
届かない曲 向こうの一般層
所詮ルーキー すぐに跳ねんわ 踏む場数
咲かす花の為に蒔く種
だがI saw 処女作 like...

【Lyric】
辺り見りゃもう更け帳下ろした夜
body鉛圧し固まる
重くて四肢もdon't move
詰まる喉の奥 吃りストップ
まるで過負荷 飛ばすヒューズの様子
注ぐ氷水 喉に放り覚ます目
リマインダー放置 やり残したこと
思い出し来る焦燥のループ
クールダウンできず深まる損傷...

【Lyric】
雨、涙 ぐしゃりと滲んだコンクリート
赤、それから黄色、青 凹凸埋める
絶え間なく悲愴浴びている 十時
まとわりつく問答棄てて 入る路地
誘われるよう もっと深く潜り込む
水が落ちるほうに 揃った髪を
ふっと撫でる 白い指先
こっちにおいで
耳朶を打った ハスキーなメロディ...

【Lyric】
ジャポニカ自由帳に悠長に描く箱庭
理想郷のビジュアル 窓際の妄想が
具現化して変化してく 点と線繋ぐ
未来には島に巨大都市
広告はみなホログラム素子
アニメから受ける飽くなき影響
オタク道貫徹 サンダーキャット
マストアイテム 紙と鉛筆と
撒く種に詰める根深い愛...

【Lyric】
「17歳JK」の箔 名声獲りバズ
F*ckin盗作 本家暴く
丸々パクリ 凌駕オリジナル ふぁぼ数百
取り巻く問題 根深くある
「コント・ジョークのようなもん」
とのうのうと嘲笑
本当問答無用でつまんねえ凡慮
この懊悩 もっと多くの者が持つもんだと
思ってサジェスト 拍子抜けた現状...

【Sample Credit】
African Music Machine
Cheryl Lynn
Co-Real Artists
The Dave Brubeck Quartet
Deodato
East of Underground
Eric Dolphy
Etta James
Graciela...

【Lyric】
君につく 無邪気な嘘
まゆを下げて笑ったり
ごっこ遊び 日が暮れても
影をそろえて走ってた
大雪の日 まるで時が
止まったように嬉しくて
赤い手あわせ 混ざる息の
においも額に閉じこめる
伸びた背丈 膨らんだ胸に触れた僕は...