書いたり描いたり歌ったり。 作るのが好きなFtX。 歌詞をご使用の際にはお声がけ下さい。 無断転載、無断使用、無断での改変はご遠慮下さい。 Twitter:@homme_0810
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冷たい空気の中
誰か僕の脳を使って
世界を見ている
僕を動かしている
晴れた雨空の向こうがわ
不気味な警報が聞こえた
静かに確かに
微かに確かに
眠りに落ちた宇宙の
傷をなぞってく彗星...サイレン
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粘菌達の家
頭下げぺこり 腰折ってお辞儀
ふらつくあんよを右、左
回らないおつむで尊敬語(謙譲語)
よく出来ましたと言う人はいない
毎日毎日律儀に暮らし
涙も枯れて疲れ果てたら
おいでよ おいで
ぼくらの
粘菌 粘菌...粘菌達の家
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螺鈿の園にて君を待つ
淡墨(うすずみ)の曇天 燕(つばめ)の尾
温い(ぬるい)風が纏わりついて
僕は空に筆を浸して
君への文(ふみ)をしたためている
お元気ですか
君の面影が
もう随分と薄れてしまった
珊瑚の爪も
粉色の頬も...螺鈿の園
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晴れの日の光は強酸性
目を焼くそれを帳(とばり)で隠して
雨の日の音は強毒性
その目線ごと耳を塞いで
曇天の日の世界は猛酸性
身を焼くそれを袖で覆って
雪の日の視界は猛毒性
その白さごと見ないフリして
恥を晒して幾十年
なんとか這って来ましたが...今日も元気に
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夏の始まりの
長引いた黄昏
熱を帯び始めた
空気の粒
更けた暗闇に
光り出す屑星
何百万も昔の
眩しい光
少し前までは
教科書 地図帳...憂愁の夏
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falling over
今から過去を抜け出して
未来から夢を抜き出して
あなたの影を消しゴムで消す
髪の手触りや長さや
滑らかな四肢の感触
一つ一つ丁寧に砕いて
飴細工の脳髄は都合良く
甘い匂いの記憶だけを留めて
そう死に行く今ですらも...falling over