夏の始まりの
長引いた黄昏
熱を帯び始めた
空気の粒
更けた暗闇に
光り出す屑星
何百万も昔の
眩しい光
少し前までは
教科書 地図帳
星座表 広げて
憶えてるさ昨日の様に
だけど何故だか
こんなにも遠く見える
僕にはもう届かない
玻璃の帳の向こうへ
僕にはもう叶わない
苦くて懐かしい憂いを
あの日の切ない憂いを
目一杯浮かべた涙を
隠して誤魔化す為の五月雨
僕はどこへ行くんだろう
僕はどこへ行ってしまうの
あの日に転んで出来た傷が
今も残って優しく僕を責めるよ
僕にはもう触れない
玻璃の記憶の向こうへ
僕にはもう叶わない
涙と懐かしい憂いに
あの日に手向の花束を
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