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疑っては不幸なストーリーばかり築き上げて
そうやって冗談の通じない自分になっていく
勝手に胸を痛めることは望んでいない
幸福が壊れることが怖い自分がいる
夜の耳でかき消そうとする
祝われることをなぜか拒んでいる
プレゼントも干渉もいらなくなった
冷静になっていく頭が子供心を忘れさせていく
一瞬固くな...形容しきれない
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どうせ今日も眠れないのだ
あなたを愛してやまないのだ
心が空虚な音を立てるから
自己満で満たす他ないのだ
私より大きな手
ピアノを弾く手が
不器用に動くのだ
私を撫でに動くのだ
私を呼ぶ声
歌を歌う声が...待人
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ぷつんと切れた意識 いつの間にか朝五時の快眠
充電切れの端末にため息 じゃあ また後で
「行ってきます」も通らないくらい 湿った天気は
私の心を潤してはくれない
感化されたとかないけど
やっぱぐるぐる回って手が止まっちゃう
停止時間をどうにか減らしたいと
歌とか聞いてみちゃったりして
意地張って通知...濁り
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いつも通り 手から溢れてしまった声を
また排水溝に流していく
裏紙に書かれるわけでもなく
ただ寂しそうに 悲しそうに 溶けていく
歩く 歩く 書架の間を
本を片手に スマホ片手に
歩く 歩く あの本を探して
私を夢に連れていく本を探しに
夢が自分で描けなくなった
想像のペガサスも雲になって消えた...夢遊