詩のイメージイラスト募集中いえーい
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私がまだ青い草花だったのは遠い昔の話なので
今はもう記憶もおぼろげ
貴方に出会ったのは夏の暮れ、夕方
涼風の中現れた幻
ずっと傍で見守っていたかったのだけれども
自分が枯れ行く運命に気付いた時はもう手遅れ
私は朽ちてゆきます
溶けて土になって消えます
だからどうか
失って今、私は心底安心しています...泥の記憶
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私は知っていた
貴方の体温 香り そして大好きな貴方の背中の広さを
貴方に抱きしめられる度運命も愛も苦しみも全て感じていた
ねぇ、いつからなの?
私は気づいていた
貴方の体温も香りも愛も遠のいていることに
あんなに愛していた貴方の温もりも愛も思い出せない
一番好きだった貴方の背中の広ささえも覚えては...記憶