最近の投稿作品 (14)
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- ある夏の日
- バナナイス
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- ますたーだいすきですよ!
- 神父と使い魔
- 未知との遭遇
- アイスの王子様
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ブルーデイズ【いち】
そいつがやって来たのは、真夏だというのに酷く寒い日のことだった。
ブルーデイズ
どんな町にでも一軒はあるだろう薄ボケて寂れた木造アパート。
築何年だか分からないそこは、近所の住人からは「おばけアパート」の愛称で親しまれていた。
「こんなとこ人間の住むとこじゃねーよ」というある種の蔑称も込めて。
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JAM
――そういえば、木イチゴやら、ブルーベリーやら。あれらに砂糖と水飴を混ぜてトロトロになるまで煮溶かした食べ物。あれは何と言う食べ物だったかな?
それまで目を落としていた分厚い古書をパタンと閉じる。
そうして静かに問えば、君は酷く驚いたように、蒼い瞳を見開いた。
どこまでも暖かい、温室を思わせる空間。頭上に張り巡らされた無骨な鉄骨の間には、透明なガラスが天井一面にはめ込まれている。そこからはどこまでも深く澄み渡った青空が覗いていた。時折楕円形をした飛行船や、美しい彩色の施された鳥たちが気まぐれに頭上を通り過ぎて行った。
- がくぽさん
- 和風(?)なミク
- 暴走(?)KAITO