あるまじき子

Ｓ
あの日に あの時に
伝えられなかった言葉
あの子を あの子を
無意識に傷付けた言葉
今さら何を言えるのかな
Ａ
手を離さないで居てくれた
キミは側に ずっと側に
勘違いしていたボク...

夜空に輝く星繋げ
涙に濡れた瞳を閉じる
君を大切に思うほど
君の信頼を失う
古を綴る言葉遊び
母は子守唄を口ずさむ
記憶すら夢となし
さあ眠れ 眠れ永久に
愛しき憎しみに変えて逝け
さあ眠れ 眠れ可愛い子...

輝く太陽
この星があなたの心を現してる
それでも
僕みたいな人を思ってくれる
僕を夢中にさせた
今まで見たこともない輝き
他に比べられるもの
そんなものはなにもない
あなたは無限
どこへ行ってもそこに居る...

Ａメロ
ずっと見ているだけだった
少しでも触れてみたくて
どうしても気になったから
禁忌の果実を食べてしまった
Ｂメロ
神の禁忌を犯してまで
触れてしまったイヴのようね
サビ
一口の果実の欠片さえ...

君が知ってしまったなら
悲しい笑顔の『ありがとう』
涙のお別れ きっと
ここにいない、君
僕の想いを知らない、君
この胸に秘めた想いは
叶うことなく消えていく
君の想い人になれたなら
どれほど幸せなことだろう
君の目に僕を映せても...

何気ない日常でさえ
心は揺さぶられる
ほんの僅かなことでいい
町並み 風景 天気
服装 髪型 仕草
そんな僅かなことで
嵐が吹き荒れる
嫌いでも嫌われても
必ず思い出す懐かしい記憶
蝕まれた感情に...

いつかの別れを解っていても
あなたへの想いを断ち切れない
共に歩んできた毎日が
これからの時間を嘆かせる
愛しいあなたが傍にいない日々に
虚しさだけがこの身を包む
胸に積もるあなたへの想いは
今も変わらずあるから
今はただ心がついていかない
あなたが傍にいない現実に...

美しすぎるが故に
あなたの目を閉ざし
優しすぎるが故に
あなたの心を閉ざし
荊の城に閉じ籠めたあなたを
救いだしたのはあの人
それが同時に
永遠の別れとなることを
あの人は知らない
ああ…...

好きって感情がどこから来るのか
心の空きを埋めたいのが好き？
過去の空きと今の空き
過去の空きを埋める今の空き
無理矢理空きを埋めたって
それは不安でしかない
空きだから好き
好きだから空き…？
今の空きは過去の好き
なら今の好きは次の空き...

月明かりの帰り道
もう会えないのかな
『家まで送るよ』
すごく嬉しいはずなのに
今日は家に着いて欲しくない
夜中にきた長電話
もう終わってしまうのかな
『それじゃバイバイ』
電話を切るその一言に
胸が苦しくて泣いちゃいそう...

思い出すたびに苦しくなる
呼吸の仕方どうだったっけ？
意識すればするほど
苦しくて 涙を流した
なんでだろう
一緒にいれば安らぐのは
側にいれば笑っていられる
どんな些細なことでも
あなたとなら笑っていられる
あの人が太陽ならあなたは月...

髪が頬にはりついて
火照った体を冷やしていく
傘なんてどこにもないから
ずっと雨に打たれていた
もう振り向かないから
だから傍にいたいなんて
信じた私が馬鹿だったの？
そんな嘘なんていらないの
あなただけに愛されたい
それが私の願い…...

白い服に身を包み
どれだけ聖者を偽ろうが
黒く塗りつぶされた過去が
きっと白を黒に染める
神の名前を叫び続け
どれだけ信仰を見せようが
違う（たがう）名前を心に刻み
きっと罰が下るだろう
気付けば遅く
帰ることはできずに...

泣きたい夜がある
鳴きたい夜がある
雨音に耳を傾け
目からは流れることの
無くなった滴が
今は天から零れ落ちる
この滴は誰のため？
この滴は何のため？
心の声に耳を傾け
聞こえることのない叫びの...

不毛な関係で構わない
それが俺には丁度いい
そう決めたのは俺なのに
お前の心は思い人と共に
亡骸になるまで傍に寄り添い
俺の傍には何もない
俺は何も残せない
お前の体に傷を刻もうが
いつかは治癒する一時的なもの
解っていたことなのに...

どんなにあなたを想っても
どんなにこの想いが強くても
【恋】と認められる事は
きっと永遠に来ない
それでも焦がれずにはいられない
たとえ想いが届くことが
永遠にないとわかっていても
それでもいいとずっと思って
けれども満たされることのない
この想いの丈を この胸の渇きを...