忘草飛鳥

（サビ１）
アリスも通ったこの穴潜り
私も抜けるわ　秘密の国へと
不思議な現象追体験して
最後に戻るの　ボカロの国へと
（Ａメロ１）
遅刻するぜと紳士なウサギ
追いかけてみて穴へと落ちた
ミクミクグッズ視界にチラホラ
着いた先は例の広間で...

（Ａメロ１）
アリスのような幼さで
君が笑ってくれた午後
花の香りをまとわせて
たたずむ君は楽しげで
（Ｂメロ１）
２人だけの世界に立って
まどろむ君を考えてみる
透けるようなイメージ抱いて
君が着ている花衣装...

（Ａメロ１）
神秘を燃やせ　合理の炎
いるなら出て来い　俄かの真理
神狩る棺　見守る堕天使
罪と罰のみ　手の平で躍る
（Ｂメロ１）
腐敗彩る白い咎（とが）の娘（こ）
碧（あお）い瞳で罪科（ざいか）を愛（め）でる
哀しい翼は俗世で傷つき
赤い血滴り　蕾が爆（は）ぜる...

（Ａメロ１）
五線譜上に音符が弾けた
魔法のメロディ　君に届けと
コードを書き込み音域上げた
大切な気持ち　音に描（えが）いて
（Ｂメロ１）
きっと誰にでもあるよね
綴（つづ）りたい音　聴かせたい曲
夢中になれれば強いと思うんだ
夢を見ながら大人になろう...

（Ａメロ１）
空の境界青く染め上げた
白い雲間を吹き抜けるほどに
乱反射する陽光真っ赤で
黒雲（くろぐも）さえも掻き消してしまう
（Ｂメロ１）
緑のじゅうたん君と歩いた
思い出す度　記憶は桃色
秋に彩り茶色に変わり
交換日記も焼けて黄ばんだ...

（サビ１）
闇に紛れて　彩霞を抉（えぐ）って
水平世界で多禍（たか）を断つ
刻んだ刃先で歴史を彩れ
斬奸　血飛沫（ちしぶき）舞うほどに
（Ａメロ１）
紅（あか）に爛（ただ）れた核を成すのは
自我を無くした羅刹（らせつ）の業燐（ごうりん）
妖香（ようこう）交えて天（あま）ねく照らすは
嘘で固まる世界の...

（Ａメロ１）
堕落のリズムに失楽のせて
あなたを誘（いざな）う fuck you
嫌いな勉強蹴飛ばして
学歴主義者に赤点つけろ
（Ｂメロ１）
イエス、夢見るニート
ノー、社会の歯車
赤信号もみんなで渡れば恐くない
車が来ても大丈夫...

（サビ１）
論理を狂わす致死思考
存在溶かしたパラダイム
有限事象の制約吸って
雨待ち風にと血を吐いた
（Ａメロ１）
不確定に割れた僕の定理は
存在ごとプロットにはめ込み
イデアと共に燃やしてしまおう
１＋１の証明問題...

（Ａメロ１）
夜空に煌（きら）めく無数の星と
灼（や）けた線路に注ぐ思いは
ラムネのように溶けて消えてく
夏の星空　僕ら２人で
あの日の思いは今も心に
（Ｂメロ１）
白いワンピースを着た君は
縁側に寝そべって
まるで子猫のようにうたた寝してた...

（Ａメロ１）
乱世に生まれりゃ革命家
世直し　お祭り　大革命
戦の女神に誘われて
刻め乱れ刃　喜劇の車輪
（Ｂメロ１）
いずれ菖蒲（あやめ）か杜若（かきつばた）
夢幻の鐘の音　滔々（とうとう）と
革命囃子に誘われ
初音（はつね）の音頭で黎明期...