mikosの投稿作品一覧
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深い深い緑の中
暑い夏のある日のこと
どうしてここにいるの?
何も言わず何も聞かず
ぼくたちは空を見てた
深い深い緑の中
暑い夏のある日のこと
どうしてここにいるの?
何も言えず何も聞けず
わたしは空を見てた...こどもの森
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毎日 繰り返す
飽きずに 繰り返す
私は ここにいて
ここには 私はない
声を枯らして泣いていた
響くのは誰かの笑う声だ
もういやだ もうやめて
何もかも 辛いだけ
目指すのは 広い空
飛びたいの 遠くまで...ダイビングブルー
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家に居たくなくて
ぶらぶらあてもなく歩く
財布忘れたから
なんにも買えないし…暇だ
散歩にも飽きたから
公園で一休み
そしたら猫みたいに笑う女の子
偶然あの子と視線が絡む
白い息を吐きながら笑って
「随分時間を持て余して」...白いあの子と黒い猫
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髪を短くしたんだ
赤い糸も切れると思った
色も付けてみたんだ
違う人になってみたかった
与えられたものは
たくさんあったけど
なんで忘れ方は
教えてくれなかったの
爪を短くしたんだ
痕を付ける場所はもうないの...ねえ、ズルイ人
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ガラス玉に映る
自分が信じられない
何を見つめているの
一生追い付けないメリーゴーランド
エスコートするのは誰??
ああ 僕じゃない
そうだ 知っていたのに
君が恋してるのは
僕じゃない
向こう側で生きる...ロンリーピエロ
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あれも欲しくて
これも欲しくて
"一番"は…
I 愛 曖昧
どれもいらない
これもいらない
分からない…
I 哀 会いたい
曲がり角の見えない君
自分が嫌いで...I=愛=哀
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どうしてそんなに辛いのか
聞いてみたって分かりはしないさ
なにしてみたってつまらない
そんなもんだろだからどうしたのさ
どんなに苦しい顔しても
悲劇の主人公なんて無理さ
そうしていたってバカみたい
気づいたっていいだろ違うんだって
泣いて叫んで壊して壊して
ああしてこうしてそうしたって...non title
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あたし ひとり 外れるレール
おいてけぼり
もう追いつけないな
ポケットの中 握りしめた
忘れてたもの
キャンディひとつ
向こうへ投げた
あまいものはこれでバイバイ
背伸び しても 見えない ゴール
どこにいくの?...キャンディ
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白い壁の向こうから
とろりと流れ出した
はじめまして しつれいします
かき混ぜるの 離れ離れのあなたを
魔法をかけるの
お好みの量でどうぞ
TKG みんな大好き
TKG たまごかけご飯
しんぷる いず ざ べすと
みんな違う食べ方だ...TKG
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色がない
音もない
僕は何も出来ない
白黒の
沈黙で
明日を待ってる
壊してしまおうか
こんなに空で虚しい
誰かを待っていた
そんな事も忘れて...モノクローム
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千切れた音を
ぐちゃぐちゃに混ぜて
ヘッドホンに流してみた
支離滅裂なノイズ
鼓膜を殴りつける
溺れていく
飛べないし泳げないし
キレイよりキタナイが
あたしには似合うと思うの
背伸びしてもがいてみて...Only My Way
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あした天気になあれ
今日も信じてお祈りするの
靴飛ばしてけんけんして
雨だったらもう一回
頭の良い人が予報する
あしたの天気
数字がたくさんあるんだけど
信じたくないな
ころころ変わるあの空を
予想なんて出来ないでしょ...あしたの天気
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あいつは嫌い
そいつも嫌い
'好き'はないの
'嫌い'だけなの
無い物ねだり
面倒くさいわ
ひとりぼっち
私の小さな世界には
誰もいないの 消えちゃった
呼んでも泣いても...小さな世界
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乾く喉を潤す雨
路地裏に佇む孤独
満たされない私
求めても届かない
この手は宙をもがくだけ
溶けて混ざり合って
熱を分け合うような
恋に焦がれてみたかったのに
私はひとりで踊るの
苦い雫(しずく)飲み干す夜...(タイトル募集)
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君のことを見ていた
ずっと僕は見ていた
薄い氷みたいな
顔がとてもつめたい
寒くて寒くて
凍ってしまったんだろう
だけどね知ってるよ
そんなのすぐに溶けるさ
手と手を繋いだら
あたたかくなるでしょ...はるよこい
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先生を蹴っ飛ばした
ピストルが鳴った
よーい、どん
むなしいな、かなしいな
どこにいこーか
いま 死んだ人も
いま 転んだ人も
いま 笑った人も
知らないけれど
だれか だれか...じゃっしゅ
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カテゴリ分けされた毎日
パターン化されたエンディング
映る景色はいつも退屈だな
舌打ちしてみた
モノクロの街でギターをかき鳴らした
つまんないリアルに負けなくない
僕の音で彩る世界は
オリジナルのシナリオ描くはずだ
誰も気付かないかもしれない
今はまだそれでも構わないけど...カラフルロック
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暗闇歩けば見えるでしょう
艶美な輝き放つ世界が
飼われた蝶々が誘うでしょう
あなたもすぐに虜になるわ
さあさあ
どの子と浮世を離れようか
今夜一夜あなたの為に
華を咲かせてみましょうか
月に照らされ狂喜の宴
はじめましょうか さあ...一夜の色香
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夕立が来るから
転げ落ちる坂道
振り返らない
ぐるぐる視界から
混ざり消えた人たち
何も見えない
そこに何があるの
上 下 左 右
どこへだって行けるけど
上 下 左 右...夏、迷走
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―――この剣(つるぎ)は、誰の為に―――
追われて駆け抜けた
紅く染まる世界を
泣く様に咆えた
失くした友を想い
少女は剣(つるぎ)を取り
暗き深い道へ歩き出した
駆けた 逃げる為ではなく戦う為に
捨てた 守る為ではなく攻める為に
剣(つるぎ)は輝き天を指した...魔剣と少女
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輝いてた あの時刻(トキ)は
今ではもう 枯れていて
綺麗だった 感情は
今ではもう 泡沫(うたかた)に
沢山の光は もう見えない
「嬉しいの?」「泣きたい」 溢れだしていく
君と会えた それだけで今は
此処に立っていられる
僕は笑う それだけで君を
思い出せる気がして...タカラモノ
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時間よ止まれ
夢が夢でいられるように
魔法が作る
空が空でいられるように
時計の針を
貴方の腕を
全て止めて
私だけの世界
一人でワルツ踊る
いつか時が動き出したら...シンデレラタイム
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ふわり手のひら舞い落ちる華
桜の木を見上げた
儚く散る思い出みたいに
離れ離れになる
君に出会ったあの日は
桜咲く穏やかな春の日で
少しの不安を抱きしめていた
嗚呼
桜の木は いつもそこに
僕たちを 見つめてる ...桜と
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一万分の一秒の風になれ!
君の元へ飛んでいくよ
青い空 白い雲
何だか いつもより
イイカンジ
新しい 靴はいて
出かけよう
突然携帯が鳴った
連絡してなかった アイツだった
「暇?久しぶりに会おうよ」 ...ハヤク!
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「大好きだよ」
あの時の 君と僕は何処へ行ったんだろ?
どうして今 君を思うと辛くなる?
僕は今 眠れないよ
あの日君は いつもみたいに
笑いすぎて いつもみたいに
眩しかった いつもみたいに
何でだろう 僕は笑顔を
独り占めしたいと思ったんだ
一人部屋で 携帯見つめて...You and Me
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雪の中 駆け出した
靴が少し 冷たかったの
吐息は白かったけど 正反対な私の頬
振り向けば 足跡が
残っていた 遠く遠く
真っ白な 世界見て
胸が少し 熱くなったの
私は黒かったけど 正反対な世界の雪
俯けば 足跡に
零れていた 涙 涙...雪と私