ブックマークした作品
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愛想がつきたようなんだ 僕に
廃頽十九の傘に灯がついてる 今日も
十二時過ぎのアスファルトに
落ちた君の 小さな命の重ね火を そっと
雨が途切れたら朝に藍がかかる
蛍光色の羽と濡れた君の手に縋った
夏蝉 空の果て
褪せた唄は耳に溶けたまま
君の声が響く 夏の隅を
街に泳ぐさかなのように...背景、夏に溺れる
n-buna
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「夕空センチメンタル」
まただ泣いてしまいそうだ…
口を開こうとした瞬間
急ぎ足な電車の
ドアは閉まったんだ
そんな今日の帰り道
あなたみたい 曖昧な空で
何だか温かくてすごく切ないの
夜になって 何もかも
見失う前に 手を繋いで...夕空センチメンタル
xotickamatani