チータラの精霊

Start me once again
角膜が取り込んだ真っ直ぐな光は
僕の中で屈折した
齢を重ねる毎ピントが合わぬことに
気付かないフリをしたよ
 
意味もなく屋上で街並みを眺めてた
 
晴れ渡る空、今僕は刃をこの胸に
凛と突き立てた迷いなく...

『天体観測』
夜の公園で風に揺れているブランコが
横目に見えてくるような年頃
ガラクタにして仕舞い込んだ幾つもの何かが
あることを思い出してみたり
あの頃ただ憧れた未来は今でも
そこにあるかなって今さら遅いかな？
天体観測をしよう
変わらないもの手にしたくて
ガムシャラにただ汗をかいても探し続けたよ...

『ライ麦畑で少年は』
懐かしい歌が聴こえてきて　耳元を擽り消えてゆく
熱くも淡い思い出みたいに　曖昧にも鮮明にも
大切な何かを無くしたり　立ち上がりそしてまた転んでも
そんなことを気には留めず　風は吹き水は流れる
他人との距離さえ測れないのに
僕が持つ勇気を試したくて
誰も知らない場所まで来た
どこ...

『アナスタシアとロマの唄』
私のこの声が心が枯れるまでは
踊り明かしませんか？さぁ手を繋いでよ
月明かりが照らした炎にも似たような
2人は奏でた優しい旋律を
ラランララ　ラランララ あなたが望むまま
始まりは私だけ1人でした あなただけが見つけてくれました
隣で笑う誰かがいたことさえ 今でも私はまだ...