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オンガク
題名の無い物語
揣覧 柁郎(しらん かじろう)
人の一生は一冊の本。多くの経験、努力の末の成功と挫折、出会いと別れの中で、重厚な物語を育んで行きます。でも、もし、生まれて間もなく死んでしまったら… それでも、母親にとっては忘れられない1冊の本になるのでしょう。この歌を作る切っ掛けは、テレビで不治の病に侵された子供が、闘病の末、幼くして死んだドキュメンタリーを見た事だったと思います(高校時代の事なので、はっきりと覚えておりませんが、何となくそうだったと記憶しています。はっきりしなくて申し訳ありません。)。その子の母親が、時を経て、その子の事を思い出したら、こんな感じかな …と。実際、私にも1歳年上の姉がいて、私が生まれる前に病気で死にましたが、母は時々その事を思い出す様で、先日もその事を、私に話してきました。(「お前に話すのは初めてだけど」と言っていましたが、何回も聞いたって言うの!! 年老いてしまったら、自分の言った事の記憶も曖昧になる様です。)でも、いや、それだから、母親は有難いのかも…
歌詞・カードジャケット作品1
題名の無い物語 物語が終わり 表紙を閉じて 何も無い 空白の時間が訪れる 題名の無い 寂しい話 夕陽の中に消えていった あなたの様にね… 遠い昔に...