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「連歌 ~智の宴~」の創作に利用した作品

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連歌 ~智の宴~

稲敷常州

稲敷常州

tmix×ピアプロコラボ用の楽曲です。

今回のお題は「ピアプロダクション」ということで、日本におけるピアプロダクション的文化として「連歌」と「祭りの宴」を連想しました。

連歌とは、57577の和歌の体系に則って、複数の人間が連作で詩を繋げていく連作形式の詩です。単純に繋げれば良いというわけではなく、前後の展開や次の人の便宜を考えた厳密なルールが存在する、高度な知的遊戯でした。

現在のPIAPRO周りを見ると、形式こそ楽曲やイラストになっていますが、複数の作品から展開して別の作品に移行する、まさに連歌のような状態にあると言えます。

また、「宴」ですが、ここでは「お祭り」の様子を想定しています。お祭りも日常の空間に非日常を集団で持ち込む、ピアプロダクションに近いものだと思います。

これらはあくまで地縁、信仰がベースになっているので、ピアプロダクションそのものでは無いのは承知の上ではあります。

以下、歌詞になります。「筑波の道」も連歌の意味です。
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筑波の道は遥か、流れる川のように

昔は連歌に集い、言の葉を集め給う

(間奏)

今は新しい道を伝い
智を集めて華を咲かそう

さあ、皆で集いて、歌い、踊る、この宴
八千代に騒ぎて、華を咲かせよう

宴は今日も続く、連歌の歌のように
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楽曲としては、日本の雅楽を参考にして東アジアの宮廷音楽風にしました。スローテンポ、ロングトーンの連続、ヘテロフォニーの響きが特徴です。古代音楽っぽいちょっと珍しい感じを楽しんでいただけたら幸いです。