創作ツリー
親作品(0)
「白ノ娘」の創作に利用した作品
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子作品(5)
「白ノ娘」を利用して作られた作品
『一ヶ月と三日遅れの誕生日』後編!
「で? 声が出ないって」
「うん。なんだか、恥ずかしくって」
「そりゃそうか。『生まれてきてごめんなさい』な人だもんね、あんた」
ネルが鼻歌で曲を付けて歌う。
「もうこれでいいんじゃない? 題は『白の娘』」
「いいわけないでしょ! もう……困るよ」
「ああほんと...ちょっと一休み『一ヶ月と三日遅れの誕生日』後編!
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ちょっと一休み・『一か月と3日遅れの誕生日』前編!
それは少し前の緑の国のお話。
「ミク様はわがままだ。」
ハクが緑の国の女王、ミクのお付きとなって3か月ほど過ぎたころ、ハクはそう学習した。
ハクは、緑の国のヨワネという紡染織で有名な工芸の村で、刺繍職人として働いていた。腕前はすこぶる良かっ...ちょっと一休み『一ヶ月と三日遅れの誕生日』
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2.ミク女王
ミクの率いる『緑の国』は、穏やかな湾と険しい山を持つ。山に囲まれた小さな平地に、人は寄り添うように暮らしている。
緑の国は、かつて黄の国の一部であった。といっても、『黄の国』の一部であった時期はごく短い間であり、歴史として語り継がれるほどの、昔のことである。
『緑の国』の先祖たち...悪ノ娘と呼ばれた娘【悪ノ二次・小説】 2.ミク女王
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13. ヨワネハク 後編
ハクの渡した作品を、ミクの手が撫でた。
と、するりと糸が数箇所解けた。
刺繍の名人と呼ばれるハクの、まさかの失敗か?!
ミクの目がまるくなり、ハクの視線がかたまった。工房主が凍った。
くっ、と誰かが含み笑う声を、真っ白になったハクの意識がとらえた。
「あの子たち...悪ノ娘と呼ばれた娘【悪ノ二次・小説】 13.ヨワネハク 後編
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13.ヨワネハク
夜風に誘われるようにして、ハクは過去を語る。
「実は私、ある人のお付でこの国に来たの。その人、私を嫌な状況から連れ出してくれた恩人なの……レンが髪の理由を聞きたがったんだから、覚悟して聞いて?暗い話よ」
そう言う割には、ハクの顔と口調は明るい。レンは、卓に頬杖をついて、続きを待...悪ノ娘と呼ばれた娘【悪ノ二次・小説】 13.ヨワネハク 前編
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