タグ：童謡風

雨は踊り 木々が歌う
夜がくるよ 夜がくるよ
風は土を抱きしめて
今日にありがとうと告げる
私は耳をすませて
鳥の声に触れる
目を瞑れば 聞こえてくる
始まる夜の歌
撫でるように 振りぬいて
匂いだけを 残す 香り雨...

まんまるい月が部屋を照らす
窓辺に座る綺麗な人形（ドール）
月夜に歌いあの人を待つ
「おんなじ月夜で待っているわ」
私はお人形
そこで待つしか出来ない
歌うお人形
歌を歌えば導（しるべ）になる
どうか愛しいあなたの帰りを
綺麗なまま迎えさせてください...

僕のことを語る　君はどんな表情だい？
僕が語る未来に　君は笑ってくれるかい？
この思いはどんな色なんだろう
欲張りな僕らは一つを選べなくて
カラフルな虹を描いた
ねえ　泣いているの？
僕らは虹の根っこさ
幸せがあるという　幸せの根っこさ
ほら　見てごらんよ
君から架かる素敵な未来を...

命　誘う　息吹を　すくい
蝋燭　六本　蝋涙　千滴
羽もて　はるか　疾風の　元へ
贄の　兄様　新穂　拾えば
蛍火　ほわり　仄かに　笑まう
塀這う　蛇が　へまを　した日に
遠き　外つ国　嫁ぐ　孤児
散るは　血桜　ちらりと　目にし
凛と　律する　荒野の　夢に
縫い針　縫い糸　盗んで　来やる...

翼を生やした猿が空を眺めてる
とても悲しそうな瞳をして
いったい空の向こうには何があるのだろう？
たぶん宇宙と僕の夢

だけど僕には飛び立つ勇気なんてとてもないさ
別に答えは知ってる奴に訊けば解るしね

そして猿は寝転び　目に映る空...

あめつ　ち　ほし　そら　やま　かは
みね　たに　くも　きり　むろ　こけ
ひと　いぬ　うへ　すゑ　ゆわ　さる
おふ　せよ　えの　江を なれ　ゐて
【実際の歌詞】
天 地 星 空　山 川 峰 谷
雲 霧 室 苔　人 犬 上 末
硫黄 猿 生ふ 為よ
榎の 枝を 馴れ 居て...

するするするり、惑わせ小唄
するするするり、惑わせ小唄
宵闇に溺れるは、下手くそ蛙
朱闇に紛れるは、カラフル鴉
騒ぐ野良犬、子供の戯れ
転がる人形は可愛い瞳
誰も知らない扉の向こう
かたちどるは小さな手の平
夕暮れの街角にそれは手招き
するするするり、惑わせ小唄。...