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辺土バルミラに蛮族あり
Ес ферамес г фронтия валмира.
(ィエス フェラミェス グ フランチーヤ バルミーラ)
死せる王にまつろひて
На мортинант' курулн имогают
(ナ モルティナントゥッ クルールン イマガユット)
冥婚せむとて
Ел' ку...【架空言語】辺土バルミラにて
氷梅
朱(あけ)の西
燃える煙のたつ遥か上空
焼け落ちる星の塵の様に
その背、狙い迫る
竜の咆哮は紫と轟き
雲海の底から見上げる藍色の下
黒の狭間より閃き撃ち
慄く星々の冷や汗を
街に降らせる雫哉
東の夜暮れの朱に東の雷鳴
七九
青葉揺すれて清白菜(すずしろな)
盗人花なぞ目もくれぬ
民草(たみくさ)飢えては鐘の声
渡るは禍霊(まがつひ)漫ろう(すずろう)渇き
とある昔の戦場(いくさば)に
地を這い泥呑み生きる者
呼ぶは祟りか人買いか
据えた瞳で行くけもの
吟情至るは理(ことわり)よ
故も知らせぬその心...まいひめ
一色
たとえば何時か世界が終わり
白い砂になって 地球(ほし)から零れ落ちても
他のどんな花がかれ(枯れ/離れ)てしまっても
君だけはずっと笑っていて
大きな音が耳に響いて
気付けば全てが揺れていて
よにふるながめ(夜に降る長雨/世に古る眺め)を止められなくて
雨の海でみをつくし(身を尽くし/澪標)見失っ...唯の花
春