タグ:咲音メイコ
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桜の降る 坂道 下った 帰りに
防波堤 腰掛けていた 小波に目を閉じた…
大きなビビッドな扉を閉ざした
四つの季節を巡ってゴールした
だけど声がうずく 旋律を
口ずさむ いつものように
普通の生活 簡単じゃない
小さくて確かな愛しい幸せ…
いろんなToDo ただひたむきに
追いかける ブーツがボロボ...アクアマリィン
ほっけ節☆
「ただいまー」
「お帰り。姉ちゃん、コンデンスミルクってあったっけ」
「へ?」
「なかったら練乳でもいいけど」
「レン、何やってんだ?」
買い物帰りの荷物をキッチンの床に置き、バタバタと忙しなく動き回る弟に、カイトは呆れたように声をかけた。
メイコと2人で買い物に出かけ、留守番はレンとリンの2人だけ...【カイメイ】 咲く花、春の音
ねこかん
◆咲音メイコ◆
桜の花びらが、ハクの白いきれいな髪に舞い降りた。
そのままでも可愛いので、黙っている事にする。
するとハクは気づいたようで、取ってしまった。
「なんでとっちゃうのー?」
「え……えと」
「もう! とっちゃダメだよ!」
「じゃあめーちゃんもそのままにしといてください。似合ってます...【カイメイ注意】MEIKOさんがKAITO君を恋愛感情として好きになるまで3
絢那@受験ですのであんまいない
冬が、やってきた。
歩くとき、目が勝手に青いマフラーを探しているのはなぜなんだろう。
授業中、君が発言するのをずっと待っているのはなぜなんだろう。
なんで私は、君を見るとこんなに胸が苦しくなるんだろう?
◆咲音メイコ◆
終業のチャイムが鳴る。
キーンコーンカーンコーン……
「……お願いし...【カイメイ注意】MEIKOさんがKAITO君を恋愛感情として好きになるまで2
絢那@受験ですのであんまいない
「めーちゃん! おはよぉぉぉ!」
教室に入ってくるなり、馬鹿でかい声を出して私に挨拶する。いつも一番早く教室にいるのは私で今も教室に私しかいないけど、でもやっぱり私だけに挨拶するのはやめてほしい。
「やめなさいよ暑苦しい」
「えー……ちぇ」
これは、私がまだお酒を飲める歳になる前の話。
◆咲音メ...【カイメイ注意】MEIKOさんがKAITO君を恋愛感情として好きになるまで1
絢那@受験ですのであんまいない
ちょっとすまし顔をして あなたの前を通るの
私に気付いたのかな? ドキドキもう止まらない
ホントは甘えたいのよ? 二人で行く帰り道
素直な女心を しっかり受け止めてよね?
あのね? あのね?
他愛もない 話も楽しくてね
あのね? だから・・・
私の真心を届けます
(ぴんぽ~ん)
ワレモノコワレモノワ...ワレモノ注意!!
ゆ-い
…プツン
――自分の中で何か糸のようなものが切れた音がした――
「アリス、メイコをお願いします」
自分にしがみついていたメイコをアリスに任せ、次第に硬くなっていく神威の体をひざの上から下ろすと、ルカは地に落ちた神威の刀を強く握った。どうか、私に力を貸してくれるようにと、願いながら…。
「る、ル...Fairy tale 12
リオン
暖かいな…。
人に手を握ってもらえるって、こんなに体中暖かくなっちゃうことなんだ。こんなに、心がポカポカするものなんだ…。
「どうしたんですか、メイコ?」
「い、いいえ!なんでもない」
「おかしな子ですね」
ルカは優しく微笑んで応えた。すると、メイコは恥ずかしそうに顔をそらしてうつむき、小さな...Fairy tale 11
リオン
空を旅するモノクロ王国
その下暮らす人の国
朝の空は平和が天界包みこみ
下では私が踊ってた
バタバタ慌て踊ってた
昼の空は戦火が天界渦を巻き
下では私が震えてた
涙を流し震えてた
違う違うよ、そうじゃない
止まない戦の悪意に呑まれ...晴れのち雷雨、曇りのち笑顔
金鳳花