√6

-A1-
私が泣きたくないから 他人(ひと)には笑ってほしくて
優しくすることが 普通になっていた
私が背伸びなんかして 他人(ひと)より大きく見せて
受け皿になるまで すぐのことだった
-B1-
曇り顔は 晴れさせたくなり
涙雨は 止ませたくなる
暗い顔は 好きじゃないから
幸せで いてほしいから...

-A1-
いつからだろう ヒトのココロを
疑うことが 普通になって
歩み寄っては また疑って
いつしかココロ 閉ざしていった
-B1-
聞いてくれない 届きはしない
ボクのココロの 救難信号
虚空へ消えて 痛め付けてく
ボクのココロを ボクのカラダを...

春、道を歩き　二人すれ違う
目と目がふと逢う　それがはじまりだった
同じ道を行く　君と二人で
他愛もない話　してるだけだけど、、、
朝、起きて家を出て　二人で道を駆けていく
共にいて楽しくって　また待ってるの次のページを
青い空の下　いつもの十字路
麦わら帽子が　やけに似合った君と
同じ道歩く　距離...

-C'-
提出日が今日までの　白紙の進路書
破り捨てて僕は描くよ　ここから
-A1-
真っ白なキャンバスには　何を描いていたんだろう
あの日みていた未来を　思い出せと叫んでいた
-B1-
新しい出会い　多くの別れを
はじめてする選択　逃げ出したいと願う
-C1-...

-C'-
モノクロの街に雨が降る　光が失われてゆく
君の背中遠ざかりゆく　僕は一人立ち尽くす
-A1-
人との距離がわからないくせに　君に惹かれていた
人のキモチがわからずに　君に声をかけたんだ
-B1-
君の話を聞こうともせず　僕が話ばかり振っていた
君は僕を真っ直ぐ見て言うんだ　「私のことも聞い...

-C'-
月夜に浮かぶ黒い影
脱獄者は何想う
ボクは逃げる捕まろうとも
貴女に会うその日まで
-A1-
平穏に過ごすボク達の日々は
跡形もなく消えて
独裁政治の名の下に
崩れ去ってゆくは故郷（ふるさと）...

先生どうかこの答えを
先生どうか私達を
砂漠に一人取り残された
私達を
この国の教育制度は
６＋３年の義務教育
そこからは社会という名の
砂漠に放り出される
どこへ行けば良いかなんて
どこにも書いてなくて...

心とからだ うまく合わずに
自分に違和感覚え出す
こんなこと誰にも言えない
自分にストッパーをかける
浮かない気持ちぶら下げて
しぼんだやる気引き摺って
無味乾燥な時を過ごし
寝てまた起きての繰り返し
こんな毎日繰り返して
なんにもいいことないのにな...

-A1-
ある日思った　なぜ世界では
人は生まれ、そして死に逝くのか
疑問は頭を埋め尽くして
もうなにもかもが嫌でしょうがなくなった
-B1-
誰も答えぬこのクエスチョン
ベストアンサーはどこにあるのでしょうか
現実逃避　サボリの沼
明るい明日は来るのでしょうか...

-C'-
いつまでも　僕たちの　楽しき日々は
変わらぬものだと　信じてた
今はもう　戻れない　あの風景を
胸に抱えて　生きている
-A1-
朝目覚めた時　風感じる時
何気ないその一瞬に
ふとあの日々のことを思い出す
夕焼けの空　あの帰り道...

-A1-
漫画みたいなことって 起こるんだね
こんなこと思ってもみなかったな
たった1フレーズの 音と言葉の
交換が僕と君の 心繋いだ
君が心を込めて 奏でる音
それを聞いた僕は 君に駆け寄り
僕の気持ちを全部 言葉で伝え
快い君の返事 全部受け取った
-B1-...

-C´-
さぁさぁ皆(みんな)堕ちましょう
そうして楽になりましょう
-A1-
覚えてますか 「ドウトク」の授業
「タダシイコト」を 教えられた
覚えてますか 「ドウトク」の処遇
「タダシイコト」は 通らないんだ
-B1-
何が「タダシイ」かなんて...