平良

1.大きく叫ぶ君の声を　僕が聞いたのはいつだっけ
　「寂しい」「怖い」と訴える　君はその時何を想った？
　広い広い世界の中で　君は唯一人を求めて
　いつか訪れる日まで　この音は続くと思ってた
　瞬間 世界が静まる　断線 プツリと糸が切れる
　「異端だ」と見向きもされない　君は最期の灯が消えるときまで...

　赤の他人を好きになったのはいつだっけ
　自分がみえなくなって悩んだのはいつからだっけ
　過去の自分にはできてたのに　できなくなってること
　心のいびつな穴を　嘲け笑うように通り過ぎる
　小さな子供のように　すがりつくなんてできなくて
　大人のように　全てを抱えこむなんてなおさら
　「じゃあどうした...

人は死に際が 一番美しいって 誰かが言っていた
それは星たちが 瞬くようだって 見たことないけれど
僕らは星じゃないんだ 死にゆく姿 遠くに届くわけじゃない
だけど近くに君がね 居てくれてたら どんなにいいかと思ったよ
あの星々はね ずっと輝いてる そう信じていた
人も同じだけ 輝いていける それも...

1.自分がやっていることが 他人から見ればバカなことなんて
わかってます、わかってやってます
自分がやっていることが 認められてないことだなんてさぁ
わかってます、好きでやってます
だってさぁ、もうフツウなんて 興味ないんだ、君もそうだろ？
うんざりだ、もうフツウなんて 一緒にどうだ、そこの君だよ
...

1.僕らの出会いは暑い夏の日 俯く僕に微笑みくれて
この世界の広さを知って 怖くてまた俯きそうになった
だけどあなたがそばに居て 無言だけど手をとってくれたから
僕は少しずつ前に進んで 少しずつ歩き出した
ありがとう さようなら 僕の人生の大事な人
あなたが いなくても 歩いてゆける勇気を持てた
2...

　甘くて　とろける　不思議な　感覚
　マンガは　そんなふうに　言ってます
　私は　今でも　憧れ　抱くの
　みんなは　わたしのこと　笑います
　仕方ないじゃない　わたし　恋を覚えたばかりなの
　初恋　キッスは　どんな　味なの？
　きみの　唇　目線で追いかけてる
　初恋　キッスは　きみと　一緒に
　ぎゅ...

ゆらゆらゆれる 私の胸 ひらいたのはダレゾ
ぽたぽたおちる 小さなバラ ゆったのはダレゾ
私の中の 細い管 ほどいたのはダレゾ
雪が雪が雪が 紅く染まり 試験管が割れた
私の中のドール 暴れ狂い 試験管が折れた
ゆらゆらゆれる 私のヒト ひらいたのはダレゾ
ぽたぽたおちる 小さなガラス ゆったのはダ...

1.「さようなら」挨拶した後 真っ先に教室飛び出して
　家と真逆の方向に 駆けてく僕ら三人組
　学校近くの公園のすみ ダンボール乱暴に敷いてある
　立派なものとは言えないが 大好き僕らの秘密キチ
　秘密会議とか言ったけど 結局喋って帰っちゃう
　「明日もここに集合だ」 泥だらけの笑顔で帰ってく
　さ...

1.最近あなた難しい顔する 私のこと見て沈んでる
　あなたの困ることしたかなあ？ わざと明るく笑顔おくる
あなたが喉を触る仕草 悲しい気持ちが沸いてくる
　ほら、マスターが呼んでいる 今は楽しくあなたと歌おう
　黙って笑顔を向けないで 何で私に話さないの？
　私たちただの双子じゃないよ ずっと一...

1.最近ぼくが思うこと　きみに危険が迫ったら
　ぼくは何をするだろう？　想像するたび虚しくて
　こんなことが前にもあった？　不思議な感覚巡ってる
　あぁ、きみが呼んでいる　そばにいて笑顔を守ろう
　時々感じる首の痛みを　指先でそっとなでたなら
　今日もまたきみと歌うよ　きみと歌うよ
2.きみはワガマ...

1.海を渡り国を回る　王というのは退屈だ
　きみの国に渡ったとき　僕は疲れきり逃げ出した
　あらゆる国で媚を売り　時には身体も重ねたさ
　それで満ちるは自国の信用？　僕の心が壊れるだけ
　そこで出会った緑のきみ　笑顔も声も何もかも
　壊れた心に染みわたる　あぁ、これが恋なのか
　「きみの笑顔が見たい...

1.自分の居場所が分からない？　ここに居てもいいのかなぁ？
　知らないならば探せばいいさ　必ずどこかにあるのだから
　自分が誰だか分からない？　ここに居る価値はあるのかなぁ？
　価値がなければ作ればいいさ　必ず誰かが求めてくれる
　泳ぐことのできない鳥は空を飛んだ
　飛ぶことのできない魚は海を泳いだ...

「何も聞こえなかった 何も見えなかった そこに見えた 一筋。」
1.見えない見えない何もかも　聞こえぬ聞こえぬ何もかも
　私が産まれたその日から　見えぬ聞こえぬ何もかも
　狭い狭い箱の中　一生孤独と諦めた
　その時箱がぐらりと揺れた　壁から伝わるあたたかさ
　永い眠りから覚めた私　あなたのおかげで独...