投稿作品8作品
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なんて美しく 卑しいものよ
その呼吸を やめてしまいなさい
宝石の眠りは まだ覚めないわ
いい加減諦める事ね
鎖の音を まだ知らない子供よ
その瞳があたしを移す前に
抉り取ってしまおうかしら
夜を越える力を 探しているの
地にまみれた 愚かなものよ
魔女の畏れを 心に焼き付けなさい...Harmful to Bliss
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水槽の中 あかいりんご
冷たい水の中で きっとゆめをみているんだわ
反射する光 開けられない瞳
光の柱 天空は意外にも近かった
後ろから反響する サイレン
聞こえないふりで 歯を立てる
軽快な音 そして一瞬でのブラックアウト
最後に見たのが蒼だったから それでいいわ
小瓶の中 あおい液体
飲み干して...迷楼花唄
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我の名を、呼んで
ただ一回でよいのです
呼んでは、くれませぬか
時の渦は まわつてまわつてまわつて
命の輪廻となるのでせう
彼の瞳は まわつてまわつてまわつて
私の姿を移すのでせうか
碧い碧い碧い鳥よ
我の吐息を運んで 海を越えて
彼の最期を 我に見せて...ゐつか ゐまか
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ああもうどうして分かってくれないのかしら
私はもう 破裂しそうよ
あなたの話を聞くのはうんざり
いいかげんにして!
受験生 重くて嫌な言葉
意味を分かってるから ここにいるんでしょ
何度も何度も繰り返される将来の話
「もしも落ちたら」「落ちたとして」
せんせえ、さっきから、『合格する』ためのハナシ
...せんせえ、ちょっと、手摺の外へ行きたいです。
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キミと待ち合わせの校門で
ガム噛みながらそら眺めてるアタシ
いつか迎えに来る人は きっと、グレープ色
見せ物みたいなアタシの姿
ウザイほどの好奇心の視線
もう慣れたけど 相変わらずのブルー
はやくきてよ
(まってるから)
はやく はやく
(あいたい、なんていってやらないけど)...なんとかは秋の空とやら
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輝くその雫 落ちた灯りに
水をください 美しく咲くから
いつの間にか君を映し出して
伝えることさえ 手を引いて
言葉さえ眠らずに 君の中(ソラ)抱きしめて
瞳いっぱい埋めた金色 共にいよう
君がいるから風になって
君がいるから唄になった
愛しくて 咲いた花びら
愛をください 笑ってみせるから...古城の二輪(Short ver.)
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灰色の空 残像 輝く光
世界の果てなどと 戯曲を奏でて
魂の歌乗せたら 色づく 赤色
夜の海に 身を投げて 白鳥の彼方
桜舞う 思い出は 塵に変わってく
涙映し 揺れる 掌の希望
力など 望み 何を手に入れた...黒霞
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キミがいたから いまここにワタシがいる
気付いてよ ねぇ 好きだってコト
キミのいる世界で愛を歌うよ
見つめて 話して 振りまわして
いつからだったかな? 幸せな日々
笑って 泣いて また笑って
キミと私はいつまでも
でもね 気付いてるんだ
キミと私の間の 一本の線
キミがいたから 今ここにワタシが...不思議な気持ちのプレゼント