夕丸

本当だった永遠(とわ)の印さえも
今の僕には見つけられない
気付きだした　粉雪
録音の言葉が
響きだした拍子に
さえぎった君の声
いつだって　桜吹雪
見えてた隙間からは
見たことのない背中
さえぎった君の腕...

見過ごした世界で　ほら
君の為にちょん切った
薬指と小指に　さぁ
ソースをかけて食べようか
狂々(くるくる)　来る来る
貢る貢る(くるくる)　繰る繰る
とけちゃった視界に　ほら
3本指が彩った
僕のパラレルワールドがさぁ
ソースが消えてぶっ飛んだ...

訳も無く泣けてくんだ
物差しで測った僕は
君の思考からしたら
どんなに足掻いても無駄
平々凡々な僕が
君と同じ酸素で息してるってさ
特別才能の君は
僕と同じ要素じゃ成り立たないのに
頭を揺らせよ
グワングワン言わせてさ...

液晶の内側でも
0と1以外の感情があるのよ
例えば貴方が見えなくて寂しいとか
狂おしいほど愛おしいとか
8つの言葉でしか伝えられないけど
どうしても聞いて欲しいわがままがあるの
等身大の愛を願ってよ
全てを私と同じ高さで見てよ
そうすれば私達、ずっと一緒だと思うの
だって離れてなんていたくない...

目を瞑れば今日が終わり
訳のわからない明日が来る
時計の針だけが進み
気持ちは置き去りのままで
また布団に包まって
ただ耳を塞ぎたくなる
虚しくて　そうだよ
昨日なんて思い出せないし
結局今日も昨日に替わっていく
来たよそこにいるよ...

自転車　ブレーキ
錆びた音　君の合図
夕暮れ　２つの影
繋がった　手のひら
太陽　地平線
オレンジ　沈んでく
黄昏　潤んだ目
握った　手のひら
嗚呼
愛情　激情　熱情　削除...

寂しさを隠す術が
息を吸うように必要になった
張り詰めた時に笑う癖は
君にどう見えたのかな
弱い心に押し付けた
光のレプリカは冷たかった
お願い
この声が続く限り
叫ばないと消えてしまう
例え...