ギギ

あーあ
あおいとりが死んでしまった
あおいおそらも死んでしまった
みんながしんであたしがしんで
せかいがおわってぐるぐるしてる
かちわった地面に裂けた人がいたよ
にやついてこちらをうかがった
さぁ　歩け歩け兵隊行進
あたしがあたしを呑んでいく
さぁ　歩け歩け奴隷行進...

けっとばした石ころ
はねて　とんで　どっかいった
世界　ハネて　僕は　トランポリン
のって　とんで　とんで　急降下
あああ、あああ、あああーあーあー
※落下　落下　してく　世界
　僕の　僕の　星たち
　みんな　みんな　とんでいく
　めをとじて　さあ　いこう
二万マイル先の空に向けて...

あー　つまらないなぁ
太陽かがやくお昼時
まぶしさ届かぬ私の目玉
あー　つまらないなぁ
今日も一日部屋の中
人口光源私の太陽
くちぐせとなえた
鏡の「私」　焼き魚
リュック持って散歩道　家出ゴッコした小２の春
そんな思い出　古すぎて忘れた...

高飛車笑いに涙こらえず
私の指がかくとこ探しに宙を舞っては震えてる
タリッララリッラ　ルルルルル
私の音楽　不協和音
モノを蹴飛ばしのどがつまって
私の延髄痙攣宜しく視界が淀んで舌がでる
タリッララリッラ　ルルルルル
私の私が　行方不明
今日の天気は生憎非情な快晴で
あまりにきれいでとおいいお空は...

太陽　あがる　大地に　たちすくみ
セキツイ　蒼く　ふるえた
うすら明るい　まぶたのウラに
はなの　奥が　あつくなる
たとえば僕らの存在証明
忘れた青春（あお）に置いたもの
体液をつくる
この身体（からだ）の意味に、
ことばをのせて叫ぶ
「マヨウ」「ムジュン」「ギマン」...

僕は絶望します
あらゆるものに嫌気がさします
僕は絶望します
薄暗い室内に一人きり
コップ落として割れた音が鼓膜に響いて僕の過敏になった神経ひどく届いて黒い世界が広がる　この静音(せいおん)に恐怖僕は声をあげて音をつくる　とっさに出たことばは形容し難い叫び　喉の揺れがおさまった時に支配する感情はシン...

水やり忘れて壁にもたれる観葉植物
「まさに私」と嗤って放置
うずまく平行　投げやり精神
動かぬ身体(からだ)にデカルトさんを思い出す
「私の魂どこですか！」
失速失速失速心拍
私とあなたと世界と現(うつつ)
地団駄踏んでも意味がないのに
それでも欲しいと私は叫ぶ
チャンネル切り替え見るだけ見てる内戦...

この気持ち　どう伝えたらいい？
アイスみたいに溶けちゃうぐらい君が好きっ
(今日の散歩道
　少しだけ早く歩いたね
　そんな姿もかわいいよ)
僕のベリー
かわいらしい背中
僕のベリー
誰にもわたさない
この気持ち　どう伝えたらいい？...

サラチに鎮座　この朱(あか)い空を見上げる
脊椎が重いのは　そこにつもる後悔があるから？
「例えば」で始まる昔話に
視界の色が褪せてゆく
君が笑顔の記憶に僕は、
雨がながす　過去になる君
雲がきえいく　モノクロの今
シゲミに鎮座　この蒼い空を見上げる
風景が重いのは　そこにつもる後悔があるから？
「...

逆立ちをして
世界をみまわす
ネコが一匹
イヌが一匹
森が一束
海が広がる
何もかわりがしないので
もいちど逆立ち
世界をみまわす
海が広がる...

僕は世界に耐えられませんで地下にイっては歓喜しまス
チカチカ煩い電灯で　脳味噌点滅
僕が消えてく点滅メツめつめつめｔ....あ゛あ゛ぁ゛あ゛
(Ahhhhhh!!!!!)
白と黒とけーこー緑に歓喜するのは僕の精神
地下にいるけど絶頂気分で　脳味噌ゼッチョウ
僕が消えてく昇天テンてんてんてｎ....あ...

嗚呼　崩れるこの世界
私は片足をあげて空をみる
カギを手に入れたの
あとはとびら　みつけて
私はこの世界　おさらばできる
カギを手に入れたの
こころおどる　ドキドキ
とびらをさがして　おさらばしよう
私はもう苦しまない！
嗚呼　崩れるこの世界...