最近の投稿作品 (57)
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短歌行
短歌行
月の浮かぶ天の川に
想い浮かべるは君の姿
遥か続く流れの先に
銀の雫が降り注ぐ
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かくれんぼ
十まで数えて闇の中
水に浸る『子』を見つけた
ナイフを突き立てて
「次はあなた」と呟いた
隠れ家は暗い小部屋
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帰り道
帰ろうか 茜色の空
手を繋ぎ 歌を歌いながら
帰ろうよ 暖かな場所へ
僕らの故郷
星の落ちた空は暗く
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Rotkappchen
森の中で貴方を待つ
夢見心地 赤い獣
そっと草木 分けて覗く
気味の悪い舞台を…
私に惑わされて
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Schneewittchen
『愛しい母様 何処に居るの?』
甘ったるい声で貴女を呼ぶ
私は未だ鏡の裏で
貴女の声を探しているの
この世で一番美しいのは
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勧酒
風音聞く 今宵 我が心
一片散るは淡き色の花
友よ 友よ今宵共に
明日の別れを刹那忘れ
この杯を受けてくれ
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Leisya 【自分語注意】
Hu ui harlu toear.
Sell ui cou lar.
Re di alu kisyu
si fa rato xeryu.
Ill mar fa couisteanar.
- 4番目アリス
- 3番目アリス
- 2番目アリス
- 1番目アリス
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氷雨
(A)
君の笑顔は涙の代わり
笑うことが泣くことだって 哀しすぎるよ
(B)
痛々しい肩に降り注ぐ氷雨
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緑紅葉
(サビ)
雨に煙る紅葉は染まず
緑深く揺れている
流る 揺らぐ川面の月を
赤い橋に一人待ちます
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月華<げっか>
砂上に聳える楼 漂う甘い吐息<いき>
もうどれほどの時を数えたというのだろう
照る月を爪で削って輝月<きげつ>を僅かに変えては
巡る星々
遠ざかる花弁<はなびら> 雫
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宵宴
宵宴
宵深く風に乗り届く 花信を告ぐ香
いざ いざ 宴を開かん
斯かる稀なる月の下にて
月明かり 灯りなぞ要らぬ
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このままで
(A)
花は散ってしまう
雪は果敢なく溶けいく
香る 残り香さえ
いつかは霞んで