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1S
抱きしめた小さな温もり
あなたがいた確かな証
あれから流れた月日を数えた
その横顔は鮮やかなまま
1A
気付かないフリをしていた
今だからそう思えるんだけど
幼い日々を思い返しても
白と黒は決して混ざらないまま...

A1
「君可愛いね。付き合おう」
常套句放って　即結論
目的なんて一つだけ
見えすぎちゃってつまんないな
A2
見てくればっか気にしてさ
鏡のぞいて　あんた女子ですか？
ちょっと前髪いじったくらいじゃ
あんたはあんたのままですよ？...

A1
「子供のままでいられたら」
そう願うのは大人になったから？
何も知らなかったあの頃のように
無邪気に笑える日が無くなった
A2
隠していることが多すぎて
本当の自分も忘れてしまって
誰にも祝福されない秘密の恋
あなたは今何を思うの？...

A1
朝靄に霞む窓の外
夢現　春の陽にまどろむ
少しずつ変わりゆく日々を
少しだけ忘れさせてくれる
A2
幼き日　交わした約束
笑顔咲く　二人指きり
思い出は色鮮やかだけど
霞んでは溶けてゆく言葉...

1A
傘を差して待ち合わせ　時計塔の下
会えるのはいつ以来？　それはまあいいか？
あいにくの空模様　だけど気になんてしない
予報は回復傾向　いい感じでしょ？
2A
ちょっと早く着いたけど　君の姿まだないや
待ちぼうけもありでしょ？　待ち合わせの10分前
傘に隠れて照れ笑い　だってしょうがないでしょう...

S1
深く、深く、海の底へと
おちてゆく心、閉じ込めよう
今は、ひとり、揺らめくままに
想いを抱きしめる、人魚姫
A1
夢を見た、あこがれた
世界の隅の、小さな場所で
絵本のような出来事
その手に抱いて、眠りにつけば...

A1
「いつか、また会おうね」と言った
それは叶えられないのかな？
幼い頃の約束を
今も確かに覚えている
B1
時が経つのさえ忘れて
二人で見上げた星空
小指だけを繋いで確かめた
S1...

A1
ぼやけた心を引きずって
雑踏転がり早幾年
繰り返し続く毎日に
追い越されないようにしてるだけ
A2
タイプじゃないやと嘯いて
高嶺の花見て強がれど
可愛いあの子はどちら様？
近づきたいのはきっと性...

1A
そっと目を閉じてみよう
遠く遠く　歩いてきた道
今も鮮やかに蘇る
遥か遥か　思い出の海
1B
隣を歩く君の姿は
いつの間にか僕を追い越して
蕾　ほころんだ　桜のように
花開く時を待ち侘びるのでしょう...

1A
君と出会えた事が奇跡だというのなら
君と離れてゆく今は何だというのだろうか？
消えてゆく温もりが示す　確かな未来
その確かさに　心は滲む
2A
あの頃はよかったと　思い出ばかり刻んで
新しい事は何にも思い出せやしないな
そうやって君の今を否定したくて
情けない僕は立ち止まったまま...

1A
東西南北　気を吐いて
すったもんだ重ねて　気が滅入る
向かいの言葉に　目をふせりゃ
引くに引けない　袋小路
2A
確率　信仰　オカルトも
ごっちゃ混ぜ　何でもありありで
己に惚れて　どつぼに嵌れば
蹴られて泣き見る　親の顔...

1A
幼い日に語り合った夢ははるか幻
迫ってくる現実に　伸ばした手が空を切る
星も月も隠れた夜を幾つ越えただろう？
会いたいと願う心　溢れ出しそうで困るな
2A
驚かせてみようとか子供じみた事考えてた
幼き日の思い出に　重なるあの日の二人
再会の喜びと君の笑顔は変わらずに
心の奥底で　止まってた時が...

1S
たとえ棘の道だとしても
君と共に行くよ
守り続ける　その約束は
違えることない誓い
1A
救いようのない　定められた運命
閉じ込められた　小さな世界
知らずに生きてきた
本当の私はどこに？...