正好

冷めた涙閉じ込めて
洒落た苦味飲み下す
水の花火思い出を
奏でながら走馬灯
迷いながら見つめながら
くちつける闇色に
失った優しさ切なく求めた
掌には泣き続けるひとつのグラス
呟きさえ罅（ヒビ）割れた氷に滲みる
いつまででも揺れ続ける瑪瑙（メノウ）の珈琲...

ジグザグ編むと　君は景色にひとりきり
冷えた風から　そっと私の胸に抱く
空の海には　涙集め閉じ込めたら
シクシク落ちて　私だって堪え切れず
叫んでしまう
やぶれやすいのは　ヘタな生き方ではなくて　優しいだけだから
寂しいと言えば　君は微笑んだみたいで　心温められた
ジグザグ編むと　君はひとりもがいて...

今は昔　遠い国の浜で
桑のうつぼ舟に娘が乗せられました
父は言いました
『ここにいては殺される　遠い国で幸せに』と
十才の時　母が病で死にました
父は新しい母を迎えましたが娘に辛く当たりました
母は娘を獅子吼山に捨てました　一頭の獅子に助けられました
母は娘を鷹群山に捨てました　一羽の鷹に助けられま...

（ＬＥＮ）お母さんあのね
　　　　　店員さんにうまく言えなかったの
　　　　　お母さんあのね
　　　　　言われたもの間違えて
　　　　　買えなかったの
（ミク）まぁまぁいいのよ　お母さんと買いに行きましょう
　　　　とりあえずは買った物をお店まで戻すため見せなさい
　　　　小ジワとりに　くすみとりに...

影法師ひとり　頭を壁にもたれて
吹き込んだ嵐　日記の名前探す
暗い部屋の中に　夜霧が零れて
私の胸を包んだら
香りのない珈琲でも飲みましょう
心が晴れでも曇りでも　私とあなたは別れたまま
行方の見えない心でも　このまま私は私のまま
最後の恋文　空にでも　預けて選んだあなたの愛
ありがとうって届いて
...

ひっそりと佇む家の中
残された寂しい古い椅子
昔よく座っていたおばあさん
おばあさんはいつからか戻らない
おばあさんはお嫁に行き椅子を連れて
長い間みんなを見て暮らして
椅子に座り夕陽の下歌っていた
皺だらけで古い椅子だけれど
くたびたれまま古い椅子だけれど
格好悪い古い椅子だけれど...

バスの乗り方いっくぞーっ！）
停留所にバスはやってくるの　遅くてもキチンと乗せてくれるの
カーチェイスしないでやってくるの　安全は命に係わるんだから
だからつべこべ言って　停留所看板運ぶのはやめて
整理券はキセル疑われる素キチンと取って
何枚も取らないで　サービスじゃないから
直通！　回送！　シティ...

ＬｏｎｅＬｙ　Ｗａｙ　明日は見えない暗闇のトンネルの中でも
Ｒａｉｌｗａｙ　昨日の続きじゃ古びたマネキンになるから
青いままの理想は季節が来るたび傷物になるなら
このときまで守った理由は幸せの証になるのかしら？
この世界のパノラマに祈ったＢｉｇ　ＤｒｅａｍとＬｏｖｅ　Ｈｅａｒｔ
Ｂｅａｒｔ　Ｈｅａｒ...

絶望切り裂いて夜駆けるユニコーン
(an irony of fate!)
(an irony of fate!)
心の中　光り輝く夢は現実に打ち抜かれてガラス細工のように弾けて砂利の砦になる
散らばる夢のかけらは霧のように消えてモノクロのシルエット
うつつの中　膝を突いて掻き集めたのはあり合わせのイ...

隣に君が眠っている　道のベンチの上で
肩を預けたまま一緒にうとうとしてしまう
目が覚めて空に星が出ている
ふたりを包む君の上着
隣で『おはよう』と言われ先越された
帰ろうか　ふたりきり暮らしている部屋へ
君と一緒の帰り道が寒くはなかった
ふたり幸せを繋いで歩く
傷つけたくない時間そっとしまう
書き続...

『コラッ！』
＊　マイクロ　マイクロ　大冒険　なんで言うことをきかないのっ
　　マイクロ　マイクロ　大逃走　今度はオシリをペンペンだよ　もうっ
伏せていたノート　滑って　転がり落ちている
消しゴムの上　のぼって　倒れて下敷きに
あのね　危ないことはやったら痛いでしょう
鼻血止めてあげている間もずっと...

月はプラチナ　影に映したあの日の私
夜霧にまぎれて独りきりダンス
あなたをなぞってみる　不器用すぎる急ぎ足
妖しく寂しく口ずさみ　歌い続けて舞い踊る
幻を足元に描いて　涙を砂の中隠していた
あなたを想うほどステップ鈍らせ　夜の刻止めたまま
魅惑的に蠱惑的に
あなたの香り探している
滑るように掌の上
...

いつまでも落ち込んで　泣いていたって
悲しいことに変わりない
涙の雫が落ちて　弾ける
俯いた目を上げて雲を見る
やさしくないこの世界　何度でも
間違えても立ち上がってみるため
壊したくない今　元気になろうよ
待っているから　この森で
出会えばわかるから　ときめいてみよう
学園にようこそ！...

get set
......get ready
............complete!
暗い夜の片隅　跪いて
月に助けを求める　君の後姿
闇に連れ去られそうになる幻想に
震えていた　揺れていた
その手で心ごと捨てるのは正しいのなら待ってくれッ！
聞けるか？　俺の声を素直に
わかるか？　俺の声を今...