タグ「曲募集中」のついた投稿作品一覧(12)
-
唄いたかった言葉を詰めて
箱の中はいっぱいになった
それはおそらく夢や希望と
呼ばれるのと同じものだった
願い続けた想いはいつも
中途半端に途切れて消えた
そんなものだと君は笑って
繋いだ手を離してしまった
僕は箱の蓋を閉じて
そっと鍵をかける...ハコニワリサイクル
-
晴れた空見て 孤独を感じて
雨が降ったら 呼吸ができずに
重ねた言葉は 証拠不十分の真実
嘘も同然な 希望的観測の寄せ集め
生きることの価値を ただぼんやり考えて
あるかもわからない 答え探していたんだ
生きることの価値を ただ独りで考えて
だけど僕は生きる 死にたくないから生きる
高い場所から 見...【改訂版】死なない僕から、死ねない君へ
-
その孤独は病気みたいな
ものだと誰かが言いました
薬飲んだら治るんですか?
僕にはわからない
友達はいます
笑ってもいます
辛い時に都合よく
側にいてくれませんけど
この孤独に慣れたみたいな
フリだけ得意になりました...形而上の孤独論
-
春に世界を知った
翅(はね)を広げて
風と寄り添いながら
花と踊った
光の中で 僕は
幸せだった
幸せだったよ
色彩の海を泳ぐように
花園を風を追いかければ
太陽が僕に微笑むから...春想蝶
-
『孤独』という言葉の意味を
辞書を引いて調べてみる
『ひとりぼっち』が答えならば
何故他人の中にいても
僕は孤独なんだろう
誰もひとりなんだろう?
『誰かに愛されている』と
信じちゃいけないんだ
『そんなの思いあがりだ』と
つきつけられるから...サヨナラ病
-
僕が歌えないことで 悲しむ君を見てた
それは仕方ないんだと 言えない僕がいた
言葉がなければ話せない
音色がなければ歌えない
それはきっと同じ
君も僕と同じ
無言と無音の日々を越えて
君の想いに届きたい
生まれる口笛譜面を飾る
その日を僕は待ってる...無言と無音のセカイ
-
透明な息を研いで 蒼ざめた月を
旋律が淡く溶ける 水面(みなも)へと誘う
揺らぐ 惑う 眩む 心
祈る 紡ぐ 願う 唄を
深く碧い その水底(みなどこ)に
貴方の瞳(め)は 何を見るのか
僕の贈る この灯(ともしび)を
どうか見つけて 微笑みかけて
過ぎ去りし夢の欠片 求め合う音を
還らざる時の願い...水葬歌
-
擦り切れた靴 草原(くさはら)を踏む
古い剣(つるぎ)と 銀時計手に
巡り会う陽と 月を数えて
終わりなき道 あてどなく往く
焼けた地図 示すのは今は亡き国
蒼の天(そら) 鳥の舞う最果ての
彼方に消えた あの想いの欠片を
拾い集めて 彼の地に葬ろう
故郷と共に 喪われた唄は
この心には まだ刻まれ...Orizzonte -オリゾンテ-
-
君は何も知らない
空を疑うことを
白い雲のむこうに
祈り捧げ続ける
僕は知ってるよ
あの空の果てに
神様なんていないことを
争いばかり起こる国で
君だけ守りたがる僕は
神様なんて信じないよ...神様のいない国
-
彷徨える緋に 願い乞う
金色(こんじき)の月 其の下で
散りぬれど花 鮮やかに
貴女に唄を捧ぐ
夜は帳(とばり) 夢は桜
月は灯(あかり) 華は貴女
咲けよ 散れよ 薄紅の花
月夜照らす 現(うつつ)なる緋よ
鬼よ 華を 想うのならば
花に誓え 血と涙さえ...誓ノ櫻
-
色あせた瞳(め)が写すのは
瓦礫の丘 鉄くずの塔
軋むその手が触れるのは
埃の雪 錆色の雨
壊れて棄てられた機械人形(オートマタ)
朽ちゆく塵の中歩き出す
ここでは空の色見えないと
青空探し出すその先は
誰もいない そのジャンクヤードで
ガラクタひとりたどり着くのは...グレイスケール・レインボウ
-
愛してほしい
風の声を 海の囁きを
愛してほしい
森の笑みを 火の抱擁を
生まれ来る詩(うた)が世界の声
命を奏でよオラトリオ
全ての恵みが君の道を
輝く光で照らしだすだろう
朝日が闇夜を眠らせたら
その目を覚まして世界をごらんよ...楽園の詩 ~はじまりの人形の歌~