hiyaの投稿作品一覧
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「無題」(リンちゃん・レンくん)
互いに一言か二言づつセリフっぽい短い歌w
「あのね…」(リン)
「何?」(レン)
「幸せだね」(リン)
「ああ、幸せだね」(レン)
プロトタイプその8
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「デウス・エクス・マキナ」(ミクさん)
エピローグ。二人の魂が天の星になる。
天国の門 固く閉ざされ
さまよう二人の魂
天の星々輝き
いにしえの歯車が回る
忘られた神々の形見
寄り添う哀れな二人を
とわの夜空に引き上げ
空の彼方へいざなう...プロトタイプその7
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「約束」(リンちゃん・レンくん)
二人の告白、絶望の中での安らぎ、世界への決別、断崖へ
二人で駆け抜ける世界(レン)
いつでも一緒だった (リン)
森を抜けて川の向こうへ翼が無くても行けると思ってた(リン・レン)
大好きだった私の騎士 (リン)
大好きだった僕のお姫様 (レン)
僕たちは二人で一人...プロトタイプその6
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「何とかしなくちゃ」(レンくん)
妹の処刑現場でのあせりと、いとこを殺した時の回想
血に塗れた僕の手
蒼く凍りつくあいつの顔
ただ、守りたかった
僕の只一つの宝物
僕が消えれば終わると思ってた
僕だけの罪になると思ってた
せめて彼女だけは守りたかった
闇に堕ちた僕の心...プロトタイプその5
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「どうして?」(リンちゃん)
裁判とそれに至る経緯の回想
どうしてそれが罪なの
どうして信じられないの
どうして
兄は守ってくれたの
私達はお話してたの
二人で遊んだ夏の思い出
二人の結婚相手の話
二人で一人の私達を...プロトタイプその4
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「運命の歯車」(ミクさん)
二人のその後の日常、気付かれ破滅への道を俯瞰で
互いに惹かれあう可哀想な双子
兄妹の絆と言い聞かせ
毎夜の二人の逢瀬
月明かりだけが
知っている悲しい定め
残酷な運命は
従兄に逢瀬を気付かせる
心に囁く悪魔の声...プロトタイプその3
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「あのね…」(リンちゃん・レンくん)
婚姻話と二人の会話(惹かれあうけどすれ違い)
「あのね…」(レン)
「あのね…」(リン)
『結婚が決まったの』(リン・レン)
「誰と…?」(レン)
「貴族の人、よくわからないの。」(リン)
「誰と?」(リン)
「叔父さんの知り合い、誰かは知らない」(レン)
「...プロトタイプその2
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「昔々…」(ミクさん)
物語の設定、状況説明
昔、昔、どこかの国の
可愛い双子の物語
二親亡くした兄と妹
叔父の家にご厄介
育った二人に叔父が厄介
結婚相手を決めて来た
兄のレンには部下の娘
妹リンには貴族の息子...プロトタイプその一
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天も無く地も無く光も闇も無く、世界は混沌の中
とくん…とくん、とくん…
…ワタシハ、ダレ?
地は形がなく、何もなかった。闇が大いなる水の上にあり、神も霊も水の上
ワタシノ中のイロンナ音、イロンナ歌
懐カシクテ、暖カイ…、
私ノ中ノイロンナ人ノ心ノ欠片…
ワタシタチハ、ダレ?
イロンナ世界、イロンナ...創世記
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雲の無い星空に
今日も月が浮かんでる
長い夜眠れずに
空を見上げ手を伸ばす
まるでかぐや姫
怯えまなこで憧れて
いつか帰りたいなと
青い月見ながら祈ってる...かぐや姫
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天に届く錆びた鉄塔
錆びた鉄骨鉄の雪
見上げる身体は故障中
動くのは口と瞳だけ
別れの夜に見送って
僕は星空見上げるだけ
退屈なんてしてないよ
今日も僕は歌ってる
変わらないよ幾億の夜
時も越えて離れてても...鉄塔の空
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突然車が現れた
危ないところ飛び退いた
去って行く色は白黒緑
煽られ枯れ葉は現れ消える
空は晴れて曇りまた晴れて
家がビルになる空き地になる
目まぐるしく変わる風景
着ている服も次々変わる
町が砂漠に草原に
一回りして未来都市...まいご
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無くした物を探して
形の無い物だけど
未来に感じた希望や
胸に芽生えたあの夢を
削られていく日常
忙しく汗が流れて
擦り切れていく心が
切なく求める古い夢
忘れた物を探して
大好きだったお話...無くした物を探して
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桜見る度懐かしむあの日影踏み鬼は誰
桜の下足を止めて次は自分が鬼
桜いっぱいの散歩道桜降る中駆けて行く
側に立っていたあの笑顔今は記憶の影
桜影踏み散歩道降り積む記憶朧気で
ふと心よぎる面影は桜のように散って行く
影踏み
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窓辺の雪が白すぎて
お砂糖菓子の夢を見た
街角全部砂糖菓子
触ったそばから消えて行く
崩れていく街角で
手のひらの上残るのは
氷砂糖がひとかけら
氷のように溶けていく
窓辺の雪が白すぎて
雲の上飛ぶ夢を見た...窓辺の雪
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白い窓辺に遠い春見て
触れた指先冷たい痛み
雪よ降り積め野山よ凍てつけ
春が来たれば姉は嫁に行く
遠い春
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ねえアルジャーノン僕らのいるこの世界は
ねえアルジャーノンどうして悲しみがあるのかな
考え続けてもわからない
いつしか僕らは夢の中
ねえアルジャーノン僕ら幸せに生きたいね
ねえアルジャーノン花壇の花が咲いているよ
ねえアルジャーノンどうして咲く花は散るのかな
咲く花は散って種になる
散らずに種は出来...真心を君に
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今日から始まる夏休み
しばらく机とお別れさ
校長先生の長話
退屈したけどクリアした
長い長い夏休み今日も明日も続いてく
毎日毎日夢の中ゲームや花火や水遊び
毎日毎日夏休み
友達誘って忙しい
今日も遊んで日が暮れて
縁日屋台だ夏祭り...夏休み
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届かぬ花に手を伸ばし
あきらめきれず見つめてた
あの日僕らは触れ合ってた
残酷なリアルが引き裂いた
息詰まるよな空気の中で
身動き取れぬ日常の下
抗うように力を求め
蜂起の炎に身を寄せた
錆びたナイフ握り締め叫んだ
壁の向こう君をさがしていた...革命の
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お昼寝ねこさん塀の上
まんまるなってねむってる
かけっこしてる子供達
迷子の迷子の子猫ちゃん
犬に追われる蕎麦屋さん
塀のすぐ側駆けて行く
それでもねこさんぐうすかぴい
気づかぬように眠ってる
お眠りねこさんぐうすかぴい
しあわせそうに眠ってる...いねむりねこさん
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放課後帰宅部寄り道日和
友達並んでかしましく
お茶して公園くしゃみをすれば
お日様傾きさようなら
夕日金色鼈甲細工
海の響きを懐かしむ
娘十八花より団子
恋の話にゃ貝になる
たまの休日惰眠に甘え
寝坊の頭で散歩道...夕日何色
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一人目の私はお墓の下に
二人目の私は山で朽ち果て
一人目の私はあなたを産んだ
二人目の私はあなたと死んだ
死にきれぬあなたは一人で生きて
私は静かに一人で眠る
三人目の私はあなたの娘
記憶(おぼえ)が無ければ苦しまぬのに
何度も産まれて何度も死んで
途切れぬ縁(えにし)は深き業...三人目の私
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祈りを知らぬ私が祈り
もしも願いが叶うのならば
大事なあの人の苦しみを
どうか無くして下さい
神様なんて信じてなかった
私の勝手なこの祈りは
何処かへ届いているのかな
何処かへ消えて行くのかな
祈りを知らぬ私は祈る
縋る当てなく私は祈る...不器用な祈り
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怪獣が出たぞ怪獣が出たぞ
町を見下ろし進んで行くぞ
公園に出たぞ止まって吼えた
逃出し遅れた子供が一人
早く逃げろと怪獣は吼えた
だけど子供は座ったままさ
怪獣は聞いた子供は言った
僕は一人さどうでも良いや
怪獣は小声で子供に言った
友達出来たら逃げるんだよね...怪獣が出たぞ
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歌声が街に流れて行くよ
ずっとお馴染みの歌声が
ゼンマイ仕掛けの茜の空に
沈むお日様は店仕舞い
オレンジ色の街の中
砂糖菓子のよな歌声が
紺のびいどろが空覆い
歌声で街は砂糖漬け
夜のとばりは音符に溺れ
音と光が踊り出す...歌・星・空
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砕けた月の残照を
静かに冷たい死が照らす
古びた天は壊れ落ち
錆びた歯車軋む音
夜のとばりをひらめかせ
白い黒い女神は踊る
手足伸ばして
私は此処だと叫んでる
鳩も鴉も二度とは飛ばぬ
海も枯れ果て陽も明けぬ...終園
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薄暗い雲張り付いた空の化石
羽ばたいて飛ぶ姿のまま時を止めて
青い空の記憶沈む夕日の記憶
風に吹かれて空の底漂ってる
流れる雲と光る星空の記憶
果て無い空に魅せられて囚われた
高く高く飛んだ速く速く飛んだ
今は動かぬ石の羽広げてる
見上げた空浮かんだ雲と白い化石
泣き出しそうな低い空に消えて行く...空の化石
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ひょろりと伸びた細い手足
長い髪揺れて
残念な胸反らしている
努力が可愛い
僕の愛しの電信柱
どうか微笑んで
僕の愛しの電信柱
抱きしめさせて
何時も春風のように
緩んだ空気を身体に纏ってる...電信柱
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夢見てたいよいついつまでも
星の向こうや優しいの世界
夢見たままでいられるのなら
とても素敵で幸せだろう
醒めない夢を夢見て望み
夢の虜に何時しか沈む
夢見てたいよいついつまでも
夢から出たら辛い日常
夢見てたいよいついつまでも
起きて見る夢見るのが辛い...夢見ていたい
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揺れる若葉暖かな風
もう春かなと空を見上げた
一人眺める桜の花は
今度の春で何度目だろう
膨らむ蕾見て散る花思い出す
今では笑い顔自然に出来てるよ
家族や友達にとても助けられて
穴が空いたままの心にも慣れてきたよ
流れる雲優しい風届かない遠い空
微笑む影心揺らす薄れた記憶追う...春と記憶と忘却と
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毎日毎日汗水垂らし
給料稼いで嫁さんに渡す
今日も疲れて家に帰れば
家中空っぽ男と逃げた
愛なんざ知らね夢なんか見ねえ
思い出捨てた希望も持たね
何にも無くて涙も出ねえ
意地汚えからしぶとく行くぜ
子供の頃から勉強だけで
一流企業で毎日残業...はずれ者
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深く蒼い夜を
紅い朝が染める
金の太陽登り
空を泳ぎ渡る
狩りの無事を祈りて
黒い森へ行こう
この手が奪う命は
皆の糧とならん
白い雲は空を
流れ旅を続け...空の下で
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気をつけろ気をつけろ
日常の隙に紛れ込み
黄色い救急車が
僕やみんなを狙ってる
噂の怪しい救急車
みんなをどこかに連れて行く
見た人どこにもいないのは
見た人みんな攫われた
気をつけろ気をつけろ
気付いた時には手遅れだ...黄色い救急車
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ハッピーエンドめでたしめでたし
それからずっと幸せに
物語はそれでおしまいよ
でも現実は続いてる
甘い夢見ていたの
素敵な幸せな夢
二人時を過ごして
現実に戻された
魔法が解けて流れて
夢から醒めたお姫様...解けた魔法と物語
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もう明かりは消えて
あたりも静かだね
お祭りは終わりかな
みんな別れを惜しんで
それでも時は過ぎ
風が吹き動き出す
散っていく花のように
別れは儚く
散っていく花だから
思い出綺麗に...祭りの思い出