プロトタイプその一

昔、オペラの叩き台に作った物ですｗ

あらすじ

中世ヨーロッパのどこかの国
仲良しの双子の兄妹がおりました♪
兄はレン、妹はリン
幼くして両親を失った二人は、叔父の家に厄介になってました。
すくすくと育った二人は、容姿に恵まれておりました。

さて、政略と言う物はどこの国でも良くある物です。
レンは叔父の部下の娘アン、リンは従兄との婚姻が進められました。

ずっと寄り添ってきた二人です。離れたくありません。
天にも地にも二人だけなのです。
二人は引き合い、そうとは気付かず神にそむく感情を抱きます。

兄を慕い、妹を思う二人、兄妹としての二人だけの幸せな時間。
結婚前のリンを襲う従兄。
危うくなる妹、レンは従兄を殺め、逐電します。
針のムシロのリン。

裁判にに掛けられ、真相を聞いてもらえず、有罪となるリン。

磔刑に処せられる直前、アン（ｗ）に逃がされ、
レンに助けられ、二人で逃亡します。

追い詰められていく二人、
ぎりぎりの場面、二人は互いに思いを打ち明けます。
かすかな幸せ。
二人は共に神の国から永遠に追放される事を選びます。
二人でいられれば、どんな所でもそこは約束の地なのです。
二人はこの世から旅立ち…
その運命を哀れに思う存在から天の星々に列せられるのです。
二人は、対の星になるのです、永遠の星空で。