咲椰このは@桜華の投稿作品一覧
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1,転がる荷馬車のタイヤにあわせて
どこへ行くわけでもないけど急ぎ足
黒猫従えた誰かさんが呟く
背理の抒情詩有言を嗤う
片目隠したアニキが笑ってる
「ここにはなんにもありゃしないよ」だなんて
ゴロツキだらけの退廃した路地裏
欲しいものがあるなら手を伸ばせ、そら
切れか...【応募用】ハンムラビー(仮)
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1,白黒曖昧な心の中に
どこにも行けない僕がいるんだ
世界の隅で蹲ってたら
どうにかなるって信じてる
真白く輝く正義感と
醜く汚れた悪の狭間で
独楽みたいにくるくる回って
どうしようもない僕の世界
直線で区切ったマスに並んで
真面目な人を演じてるのさ...オセロ
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trick or treat 可愛い仔猫ちゃん
お菓子をくれなきゃイタズラするぞ?
甘い甘い匂いをさせて
あぁ 何をくれるのかな
1,小さなポケット覗いてみたら
ビスケットが1つ,2つ,3つ
さあさあ僕に今すぐ頂戴
美味しいお菓子を頂戴よ
お菓子のお礼に手品を1つ
...carnibal
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1,鏡映した自分の顔
やつれ果てて 声も出ず
倒れこんだベッドから見た
世界は 色を変えて哂う
Can you look this world?
すべて鏡の中へ移して
もとの世界は嘘つきばかりで
腐ったただのゴミ箱だから
なにもかも消えた さかさまの世界
連れて行...サカサマドリームランド
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1,ねえ、神様。いるならさ
僕らの願い叶えてよ
お伽の国への地図帳は
いくらで売ってくれますか?
真っ青な空は涙色
今まで何人泣かせたの?
ワンダーランドの唄を唄おう
真白い羊の背に乗って
世界の端で祈り続けたら
報われるなんて嘘でしょう?...カミサマワンダーランド
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暑さで気だるい昼下がり
レールは熱で伸びきってた
横たわる君の頬に
真っ赤な跡を焼き付けて
嗚呼。
1,夏休みのある日のこと。
それなりに楽しかったプールのあと
何気なく話に出した噂の怪談
「少女は踏み切りで友を待つ」
真に受けた君は怖がって...踏切、君と、怪談少女
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1,グラス越しに空を眺めて
ソーダの炭酸 泡が踊ってる
6月の空は珍しく晴れて
太陽も笑ってるみたい
何気にまぶしい昼下がり
買うの忘れてた日焼け止め
小さくぼやいてみたけれど
結局のとこ意味はないの
きらきら水玉紫陽花の花
小さく残った水たまり...【応募用】水無月ドロップス【仮題】
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1,漆黒の翼 空の色写し
深紅の月の下ですべてを包んで
優しい瞳 見つめていたい
宵闇の底へと ねえ、連れて行って
何も知らずに贈られる愛に目が眩んで
君の笑顔を見つめられず
戸惑うまま
舞い散る羽根に夢を
甘い果実嗅いで
繋いだ細い手首に...Innocent Purification
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1,一人駆ける 夜の入り口
濡れた視界に瞬く光
降り注ぐ雨に埋もれる足音
仰ぐ空は涙流して
呟く声は届かずに
かざした手の上 雨粒が踊る
何者にも追われなくとも
ただひたすらに前へ進む
跳ねる飛沫のマーブル模様が
灰色ロンリー 飾り付ける...灰色ロンリー
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朝 起きるとなんだか眩しい
薄目を開けてよく見ると
青い空と白い雲
家の屋根が なくなった
そういえば 昨日の天気予報
「台風25号が接近中です
雨戸をちゃんと閉めてから
眠るようにしましょう」
屋根がない 屋根がない
部屋の中はぐしゃぐしゃで...もしも屋根がなくなったとしたら家主は一体何を考えるのか
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1,あの日した約束
ずっと守るはずだった
けどなんでだろう
気がついたら破ってた
「君を守る」
そう誓ったはず
なのになんで
破ってしまったんだろう
僕は最低なやつだ
君を守ることさえ出来ない...約束
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1,あなたがいつも頑張ってること
わたしはちゃんとわかっているよ
悲しいことがあった日に
涙をこらえていることも
わたしの前では泣いてもいいよ
全部受けとめてあげるから
だから無理なんてしないで
自分の心に素直になって
こんなわたしの言葉でも
あなたを救えますよう...yell
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1,雨降ってきた 予報外れた
折り畳み傘を取り出して
田中君 傘忘れたのかな
ああ可哀想、可哀想。
チャリパンクした チェーン千切れた
隣のクラスの山田さん
俺は直せない 関係ないさ
どっかの誰かに頼んだら?
自分、正義の味方じゃないんで
人助けとかは勘弁してよ...自分、正義の味方じゃないんで
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1,眠れない夜に跪き
黒猫抱いて空を見る
散らばる星の輝きは
闇を吸い込み溶けていく
落ちる月の粒子さえ
濁って沈みこんでいく
無くした光集めよう
両手広げて宙をかけ
こぼれた雫に反射して
虹色パレット広がった...虹色パレット
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追いかけても 追いかけても
届かなかった君は
まるで虹のように
消えていってしまったんだ
1,繋がらない電話
いくらコールしても
君は出なくて
いつまで待つんだろう
君がいなくなって
もう1年が経つ...Rainbow Rainbow
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城【イメイラ】
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泣けるほどに恋焦がれて
狂うほどに求め続け
抱きしめた心臓に口付け
滴る赤は愛を叫ぶ
1,間違いだらけの人生
ピリオド忘れた日付変更線
句読点のない世界に
響き渡る交響曲(シンフォニー)
時の流れぶった切り
塗り絵でもやりなおしに行こうか...猟奇的少女と時空改変論
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1
色褪せた景色の向こうに
あの日の匂いを追い求め
引き裂いた写真の中には
もはや 希望は残らずに
飲めや歌えや 笑えよ世界
時が過ぎても記憶はここに
さあさ祈るか 恋セヨ乙女
望月超える光を抱け
悲しみ侍らす絶望殺し...十六夜天舞
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切れない刃を抱えて
雨の中 一人翔ける
負けたくない 負けられない
たとえこの身が動かなくても
1,闇夜の中 誓った
世界との戦い
濁った人々の心を
救うため 立ち上がる
転んでも 血が滲んでも
立ち止まるわけにはいかない...FIGHTING!
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1,甘い言葉は信じるな
笑顔の裏の影を見ろ
繋いだ手のぬくもりなんか
どうせ すぐに消えてくさ
今日は裏切り 明日裏切られ
泣くヒマあるなら前を向け
Don't Believe もう誰も
Don't Believe 信じない
Don't Believe 朝も夜も
...Don't Believe
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君が「似合う」と言ってくれた
オレンジ色が好きになった
君が好きだと言っていた
緑色が好きになった
夕方の帰り道
空と木見上げ 微笑んだ
君が「似合う」と言ってくれた
オレンジ色が嫌いになった
君が好きだと言っていた
緑色が見れなくなった...さよなら、グリーン
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1,響く声 かき鳴らすオト
正体不明 近所迷惑
罪悪感なんて 土埃のように
振り払って また踊りだす
ここはどこだろう 忘れ去った地
色彩の無い日々はどこから来た?
チクタクチクタク 時を刻む
文字盤の上 狂った和音が
音に溢れ形を変える
そんなモノクロック・ワー...モノクロック・ワールド
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1A 繋いだ手と手を握りしめ
二人向かうのは空の下
ステップ踏んで笑み浮かべ
偽りの愛を作り出す
B 無邪気なあなたのその声を
いつまでも聞いていたかった
A'時の針が十二を刻む
隠した鎌を振り下ろし
天へ昇る月叩き割る
光は消え去り何処へ行く?...死神の輪舞曲
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1,月夜の中 一人駆ける
金色の闇を切り裂いて
廻るタイヤの音を聞き
ひたすらに ペダルをこぎ続ける
取り戻せない夢 なくした希望
あの日の僕はどこへ消えたのか
笑顔思い出せないまま
今日も 僕は夜を彷徨う
真夜中サイクリング
届かない月 見上げて哂う...真夜中サイクリング
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1,みかんがお風呂で浮いている
それだけのことで上がるテンション
なぜ、ナゼ、何故
みかんがごろごろ浮いている
沈んでるヤツはスルーして!
ビタミンカラーで元気ハツラツ?
肌もスベスベ 気分上々↑
冬の風呂なら暖色だから
体感温度も+α(プラスアルファ)♪
みかん...みかん風呂
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あの歌の意味は・・・
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バンヂクロロベンゼン
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なんだかよくわからないもの
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光ノ中デ
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いつも思うこと
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B★RS解禁祝い
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if
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1,満月の光浴び
輝く水面の花たちが
月色の迷宮への
鍵を残して流れてく
見えるのは嘆く人々
消えていく世界の中で
月だけがゆっくりと
大地を照らし昇ってく
私はただ歌いたい 聴いてほしい
それだけなのに...月色迷宮
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1,捨てたはずの昨日を 今さら
気にすることなんかせずに
僕はただ 朽ちていく世界を
見つめて 嘆くこともなく
小さな白兎が首を吊る
狂った命が求めたものは
安息でも救いでもなく
ただ 静かで甘い「死」だった
僕を許せとは言わない
おかしくなったのはすべて真実...君を殺した僕と僕に殺された世界