作品一覧
その他
オンガク
ソファに背を預けて、文庫本を開いた。 『恥の多い生涯を送って来ました。』 その一文から始まる小説。忘れられない一文。 ページを捲っていくと、一枚、紙が落ちた。 昔、挟んでおいた栞。 一緒に様々な世界を旅してきた紙切れ。 どこかに行ってしまったと思っていたが、ここにあったのか。 それを拾って、少し見つ...
文学少年