投稿作品4
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ことばや数の本の前
幼い僕を座らせて
優しい顔の母様は
頭をなでて言いました
「これから毎日 勉強するの
あなたはできるわ 天才だから」
母様、あなたに褒められたくて
毎日 朝から晩まで僕は
子供の時間を犠牲に捧げ
鉛筆握って戦いました...教育
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―風がわななく逢魔が時に
黒く腐った皮膚は剥け
骨が飛び出た異形の者が
井戸の底から這い出づる―
貴様に縊り殺されて
沈んだ井戸の底深く
身体は疾うに腐れたが
恨みが募り 眠られぬ
屋敷を前に 怨霊は
疎らな髪を振り乱す...鬼哭の井戸
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使い捨ての歌に
心売り渡して
打算だけを胸に
即身仏ごっこ
幸も不幸も口先ひとつ
今日も今日とて揺られてばかり
わずかに光をちりばめて
何かが傾くはずもない
分かっていながら今朝もまた
目鼻に期待を塗り込める...まるで女の子みたいだ
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空気 取るな あたま 痛い
ジャック、頼む あいつ 切って
本の 帯に 派手に 踊る
惹句、素敵 こころ 響く
金属バット ちょうだい
粉砕 したい その顔
お愛想笑いを見せながら
頭の中では好き放題
蹴り上げ突き刺し踏み砕く
脳内ひたひたアドレナリン...鉄槌