ことばや数の本の前
幼い僕を座らせて
優しい顔の母様は
頭をなでて言いました

「これから毎日 勉強するの
 あなたはできるわ 天才だから」

母様、あなたに褒められたくて
毎日 朝から晩まで僕は
子供の時間を犠牲に捧げ
鉛筆握って戦いました


大人はみんな 僕を見て
天才などと褒めました
いつしか僕はそれに慣れ
高慢ちきになりました

ところが成長してゆく僕は
努力で勝てない相手を見つけ

勉強だけしかできない僕は
勉強でだけは負けられません
たったひとつの存在意義を
僕から取り上げないでください






母様、あなたが愛した僕は
天才などではなかったのです
敗れてようやく気がつきました
もうすぐホームに電車が来ます

さよなら母様、ごめんなさい

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

教育

閲覧数:39

投稿日:2012/11/01 21:27:13

文字数:333文字

カテゴリ:歌詞

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