みゅうと

もう　何処にも行けないんだ
ぼくの居場所はもう　ここには無いから
誰かの優しさも　誰かの言葉も
ぼくには視えない　聞こえてこない
嗚呼・・・
泣いていても差し伸べられる手はなくて
嘆いても応えてくれる声はなくて
独りぼっちの自分抱きしめて
想い廻る思いは　ひたすら過ぎてゆく虚無感だけ
『どうしてぼく...

君にさよなら　アツイアツイこの想い
忘れるよ　切ないあの夜も高鳴る鼓動も
笑顔でさよならバイバイ　告げた
その瞬間、何故か涙　後悔してないのにどうして？
会いたいのに　君は忙しくって会えないよ
もどかしくっておかしくなりそぉな夜
「あっそ」ってそっけない返事
君は会いたくないってコト？！
こんなには...

張り裂けそうな想い　気づいてしまった
見てるだけで幸せだったのに　見てるだけで苦しくなる
手を伸ばせば届きそうなのに　怖くて…
私はただ貴女の傍にいられれば良かった
貴女と出逢えてから　私の世界は全てが違って見えた
だけど私の貴女への好きと　貴女からの私への好きは
いつの間にか違っていった
貴女が誰...

いつの間にか　貴方の事を眼で追いかけてた
貴方という籠に閉じ込められた私は　カナリア
貴方の眼に私は映っていないの
その眼の先には１人の女の子
その瞳に私が映ることが無いことは解ってるの
苦しくて　辛くて　悲しくて
想いを込めて　恋の詩歌うの
少しでも貴方に届いて欲しくて
精一杯想いを紡ぐの
迷い込...

声にならない声が　夜の闇に響き渡る
報われない恋だとしても
捨てられなくて苦しくて
流れた涙は大粒の真珠になって零れた
一目で恋した貴方は
私の手の届かない人
それでもただ傍にいられるのなら
この全て失ってもいいと思った
大好きという気持ちは
伝えられずただ募るばかりで...

すぐに好きって言うあなたが嫌い
すぐに愛してるって言うあなたが大嫌い
『信じてるよ』って言うあなたが嫌い
『君だけだよ』って言うあなたが嫌い
じゃあ　その死角に見え隠れしてるその子はだぁれ？
あなただけを信じてた　あなただけを見てた
それでもあなたは物足りないの？
『他の奴なんて見るな』なんて言って...

揺れ舞う桜の花びら
過ぎ去る季節に別れを告げて
短く咲き誇った命にさよなら
また次の命に出逢うまで
そっと次の目覚めまでまた眠るの
咲いては散り咲き眠りにつく魂達よ
何を想って時を刻むの？
過ぎてく瞬間　永遠の願い
緩やかに過ぎていく時は
私だけを残して流れてゆく...

最初の冬に君と出逢って
友達から始まって
一緒に笑いあえる　ただそれだけで
満足だったんだ
つまらない話も楽しかったんだ
君と友達だった時
最初の春に君が気になりだして
追いかけるの君の姿
ひとつひとつ　話すたびに
鼓動が高鳴る...

いつからか世界から色が無くなって
いつの間にか世界から暖かさが消えた
さっきまでそこにあったはずの
見えない誰かに放つはずの言葉
溢れ出してくるあったはずの感情が
急速に消滅した
ここは何処？私は誰？
顔が見えない其処にいる貴方はだぁれ？
鮮やかさを失った街はモノクロの世界になった
さっきまで知って...

薄暗い部屋　ただ一人
月明かりに照らしだされるのは
羽の無い翼
そっと奏でるラプソディ
きっと届かない狂恋曲(こいのうた)
響くのはあなたが居ない　この部屋
籠に閉じ込められた私は
逃げられない　羽ばたけない　カナリア…
『諦めなければいつかは結ばれる』
叶うかなんて分からない　...

いつも気が付けば
頭の中は 貴方の事ばかり
私にはつれないのに
あの娘には私の知らない貴方
どうして…？
信じてる 信じているよ？
でもね？とても不安なの…
貴方が知らないトコへ
行ってしまいそうで
こんなにも強く願っても...

ひらりひらひら
ゆらりゆらめく
羽ばたく羽根
一目で恋に落ちた 貴方に堕ちた
禁断の果実 決して実る事のない
命懸けの恋
どうして
惹かれてしまったんだろう？
私は 獲物で
貴方は 捕食者...

本当は赦されない恋
それでも貴方を 好きになった
『報ワレナイ…』
解ってる…解ってるけど…
ぁぁ…どうして？
永遠の愛を誓った人がいた
でも今 目の前には選択肢
解らない…どうしよう？
棄てられない現実
棄てたくない夢現...