春夏秋冬眠いです。 めんどくさがりの文字書きですが稀に絵も描きます。活字中毒かも。たまに説明書とか熟読してる。 かわいい女の子がすき。 でも歌は低めの声がすき。暗いのか音ががちゃがちゃしてるのがすき。 とか言いつつけっこう雑多にすき。
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白い猫とすれ違った 振り返ってもそこには誰もいなくて
思い出した君の笑顔 痛いよ 胸がつぶれそう
さよならも言えずに わかれた僕ら
君はもう届かない場所に いってしまった
伸ばした手は 空をきる
君に触れられない もう二度と
窓に映る僕の顔は 記憶の中の君とは重ならないよ
思い出の中で僕らは あんな...さよならの行方
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くちなしの白が 甘く香る
緑の垣根をくぐる小道で その甘さにとらわれてしまったの
花を数えながら 深く誘い込まれていく 鍵も持たない私
見つけるたび触れた指先に 香りがうつる
ひとひらの白が ほとりと落ちた
ヘンゼルが落とした小石みたいに 月の光に輝くのかしら
進むたび濃くなる香り 何も考えられなく...山梔子
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真珠のアクセサリーも 沈んだ宝物も すべて捨てて
私はここに来たのよ あなたに逢いに!
嵐の夜に出会ったあなた
ねぇ!
私を覚えてないの?
だって感じたの運命よわかるでしょ?
鳴り響く雷鳴だって私にはファンファーレ!
荒れ狂う波にもまれ私の心ざわめいた
お気に入りの尻尾や 自慢の歌声 全部ささげて
...わがままマーメイド
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それは、すべてゆめでした。
川の向こうには淡い桃色の霧がかかっていた。
水面にふれたとたん静かに碧く染まり沈んでいくそれを、レンはくらげの骨だと言った。
「くらげに骨はないのよ」
「それでもあれは、くらげの骨なんだよ」
ぎりぎりで触れない距離を保って。
背中を向け合って寝転んだまま、視線を合わ...くらげの骨 -きみ みた ゆめ-